23区内・築30年以上の中古アパートの出口戦略について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
最初に少しだけ個人的な話をさせてください…本筋と関係ないようで関係がある、私と私の祖父についてのお話です。

私の故郷は新潟県です。
実家は曽祖父の代まで農家だったそうですが、私が子供の頃、祖父は中学校の校長でした。
そんな仕事の傍、坂の途中の小さなアトリエで故郷の風景を描いているような絵描きでもありました。

私が子供の頃はまだ実家の近くに田んぼが残っており、初夏の夜に祖父や弟とホタルを見に行ったのを覚えています。
黒い水田にチラチラと緑色の光が飛び交う光景はとても神秘的でした。
私が高校生に上がる頃にはこの田んぼもアパートになり、ホタル達も山の奥の方に引っ込んでしまいました。
少し淋しい思いがしたのを覚えています。

こんな風に祖父と過ごした時間の中で、彼は私に様々な本を勧めてくれました。
その中でも特に心に残っているのは世阿弥の「風姿花伝」の一節にあった「時の花」の話です。
本の中では稽古について語られているのですが、人生には7つの段階があり、その時々で咲く花、枯れる花があるという話です。

ーー話は建築にーー

きっかけは2017年、まだ私が個人事業主で設計事務所を初めて2〜3年した頃です。
こんな祖父から相談がありました。
「自分が死んだ後の相続をまとめてくれないか?」
祖父が会うたびにこの話をするので、根負けして資産の整理に取り組み、時間をかけて2022年にようやくひと段落しました。
今では安心して祖父も絵を描いています[2022現在92歳]。

この祖父の依頼で学んだのは建物にも役割があり、時が経つに連れてその使われ方、重要性、意味も変化していくということです。
そして私は建物について、こんな風に考えるようになりました。

人と建物。

このふたつの存在を軸に流れる一つの小説のようなものとして建物のあり方を考えたい。
こんな価値観で人と建築と向き合っています。

■話せること
私の本業は設計事務所です。建物について色々な相談を受けてきました。
そんな中で感じてきたことがあります。

「本当に持ち主の為になる建物ってなんだろうか。」

建築主の立場で考えた時、必ずしも設計や建築が正解ではないこともありました。
時には建てない、工事しない提案があっても良いのではないかと。

中古アパートはオーナー側としては投資用です。
その価値も、所有する側の環境も時間とともに変化します。
そしていつかは解体されて更地、ないしは新しい建物が建つことになります。

一般的には不動産屋さんに相談することかもしれませんが、私は設計事務所の立場として建物を客観的にみる事ができます。
不動産屋目線ではない新しい視点での建物の在り方についてセカンドオピニオンとしていかがでしょう。

ーー事例ーー

親から引き継いだ築40年の鉄骨アパートの在り方について相談を受けた事があります。
相談当初はリノベーションしてそのアパートに住みたいというご相談でした。
当時の私は設計事務所としてリノベーションのプランを描き、概算見積もりを提示しました。
しかし、そのお客様は既にこのアパートの修繕費で借り入れがあり、20歳前後のお子様が2人いるとのことでこれ以上のローンは組みたくないとその話は止まってしまいました。

その後、私は信頼できる不動産業者を始め様々な問題解決ができる方々と出会います。

数年後、私はその方に会いに行きました。

私「あの物件どうなりましたか?」
相手「そのままです。」
私「売却してみてはいかがですか?」
相手「考えてもみなかったです。是非検討してみてください!」

その方はアパートを売却して、将来に希望を持って新しい住まいを探しています。

だいぶ端折っていますが、人それぞれに解決策があります。
23区内の中古アパートを最近相続された方、一度お話してみませんか?

プロフィール 詳細を見る


氏名:開示前


職歴

職歴:開示前


このエキスパートのトピック

謝礼金額の目安

¥30,000 / 1時間

取引の流れ


似ているトピック