製品の気密洩れ保証の主流であるエアリーク検査の理論と実際について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
エアリーク検査(Air Leak Check)についてご紹介します。
製品・部品の出来映え検査で、ごく一般的に使われている検査方法として、製品の気密性を検査する目的の洩れ(リーク)検査工程があります。原始的ではあるが大きな洩れから小さな洩れまで確認できる簡単で分かりやすい水没試験や、極微量の洩れを検出できるヘリウム(He)リーク試験等がある中、最も幅広く、製造ラインとして使用されているのが、エアリーク検査になります。
 このエアリーク検査の導入、マスターのあり方も含めた管理方法等に関する 教育・指導・支援内容が説明の背景となります。

■話せること
エアリーク検査は 主に、洩れのないマスターワークと検査対象となるワークに同時にエアーを加圧し、その平衡状態からの回路上の差圧(ワークに洩れがあると差圧が発生)を検出して、洩れを確認する方式です。(エアリーク検査の検出精度は10¹~10⁻²ml/min、洩れ値10¹ml/minは 20000ケの泡(径1mm)/min 検出相当、洩れ値10⁻²ml/minは 20ケの泡(径1mm)/min 検出相当)
 エアリーク検査工程で重要となるのは、検査精度を保証するマスターのあり方です。マスターには良品マスターと不良品マスターの2種類ありますが、いずれも流動品と同等の内部容積であり、空気の浸透構造も同等である必要があります。(差圧検出方式が時間に依存されたものであるため)この場合、良品マスターは完全に洩れの無いワークを準備すればよいので特に問題ありません。しかし、不良品マスターはそう簡単ではありません。よく完全に洩れたワークを使用して不良マスターとしているラインを見受けますが、本来の不良マスターのあり方ではありません。不良マスターは検出精度のバラツキを考慮し、良品ギリギリの洩れを持ったものである必要があるからです。(良品群の分布の実力を加味)このためには、測定回路の内容積、(メーカから提供された)リークマスタ、及び実際のワークをうまく組み合わせた仕組みを構築する必要があります。このような内容について説明いたします。

https://www.pec-kumata.com/post/airleakcheck

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氏名:開示前

自動車部品業界の最大手である(株)デンソーで生産技術職を長年(40年以上)経験してきており、Q(品質)C(コスト)D(対応納期)を最善の形にするための管理手法、専門技術、経験知をベースに置き、独立後の生産技術コンサルタント(6年目)としても、様々な製造技術、ニッチ技術に接する機会も多く(名古屋産業振興公社にも所属し、名古屋市内製造業各社に対する企業技術・販路マッチィングコーディネーター(技術)を経験)、蓄積した知見も多数ある。各企業へのQCD改善支援はもとより、特に企業の将来像の在り方に対する技術的側面の支援に関心があり、販路開拓や、DX化推進、SDGs推進などに貢献できると思います。


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職歴:開示前


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