カーボンニュートラルに貢献するCCUSと有機合成化学について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
カーボンニュートラル(CN)実現には ①再生可能エネルギー拡大 ②省エネの徹底 ③CO2を付加価値が高い化学製品に変換
等を実現することが求められている。若手コンサルタントチームがCN全体像の中でメタノール合成、DME、FT合成、BTX合成、
GTL合成などの要素技術の位置づけや研究開発課題等の問い合わせがあり経験と知見に基づき意見交換しアドバイスした。

■話せること

今回のアドバイスは下記の経験と実績に基づいている

(1)持続可能な社会とは、すべての人々の安全で包摂的かつ公平な未来を実現するための、低炭素で資源効率に優れ、環境保全に配慮した社会である
(2)統合的な廃棄物管理戦略の設計を含め、資源効率を高度化させることを目的にした上流・下流のソリューションを推進
(3)気候変動は、地域レベル、世界レベルでますます大きな脅威となっている
(4)持続可能な開発目標(SDGs)を達成するには、国、都市、コミュニティの制度的枠組みと政策立案プロセスにおいて、持続可能性を主流化することが不可欠
(5) 2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた動きが国際的に広まり
(6)CCUSは、CCU(Utilization)とCCS(Storage)に大別することができる
(7)CCUは、CO2の直接利用とカーボンリサイクルに分類することがでる
(8)カーボンリサイクルは、大気中へのCO2排出量を抑制すべく、CO2を資源として化学品や燃料などの原料に使用する取り組み
(9)CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)は化石燃料を燃焼することで発生するCO2を分離・回収し、地中深くの特定の地層に圧入し、安全・確実に貯留・固定化するというもの
(10)CCUだけでは2050年のカーボンニュートラルの達成へのロードマップを描くことは難しく、CCS実用化が重要なカギを握ると言われる
(11)コストをかけてCO2を地中内に貯留してもプロダクトを生まないCCSに対して、経済的持続性を如何に付加できるかが課題となっている
(12)環境省 カーボン・ニュートラルの定義
(13)市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの責任と定めることが一般に合理的と認められる範囲の
 温室効果ガス排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、
 他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量等を購入すること又は他の場所で排出削減・吸収を実現する
 プロジェクトや活動を実施すること等により、その排出量の全部を埋め合わせた状態をいう(環境省定義)
(14)合成燃料は天然ガス,石油随伴ガス,石炭,バイオマスなどの非石油系の炭素資源から,分解,合成,異性化,
 水素化などの化学反応により製造する(石油代替)液体燃料のことをいう.メタノール,ジメチルエーテルなどの含酸素液体燃料 
 に加え、MTG法,フィッシャー-トロプシュ合成によって得られる合成炭化水素,あるいは石油精製工程で副生する
  軽質オレフィンから合成した重合ガソリンなどをさす
(15)「一次エネルギー」とは、加工されない状態で供給されるエネルギーで、石油、石炭、原子力、天然ガス、水力、地熱、
  太陽熱などである
(16)再利用先オプションの事業採算性の検討/1.液化炭酸ガス/2.バイオ燃料/3.合成ガス/4.合成燃料/5.メタノール
  /6.メタン
(17)C1化学は石油の代わりに,石炭,天然ガス,バイオマス等から化学品及びエネルギー製品を製造するキーテクノロジー
(18)炭素-水素結合 は炭素と水素の共有結合であり、有機化合物ではおおく見られる
(19)国際海事機関(International Maritime Organization: IMO)
(20)水性ガス(コークスから得られる)からの金属酸化物触媒に通すことによりメタノールを合成
(21)メタノール自動車は、燃料インフラの整備が進まなかったことから普及しなかった
(22)CCUSを実現するためには再生可能エネルギー普及よ水素の低価格化が必須
(23)化学、物理、機械、電気・電子、生物の融合領域としての水素エネルギー
(24) カーボンニュートラル燃料の製造、輸送・貯蔵、安全利用
(25)カーボンニュートラル基礎研究のロードマップ
(26)商用開発がビジネスとして成長するためのサイエンス的視点、工学的視点、ユーザー側の視点そして最先端技術の流れ
(27)メタノール燃料電池

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氏名:開示前

新エネルギーや省エネルギーそして環境資源循環やバイオエコノミー等の分野で機械工学、電気電子工学、物理学、化学、
生物学、環境学の概念を融合し、エネルギーと資源循環システムの一般化に成功しております。これにより高次の学問分野やビジネス領域の展開・深化が行われ、革新的な研究やビジネスの開拓が始まっています。1979~1989年に大手空調会社に所属して係長という責任ある立場で空気調和システム、電気と熱を供給するコージェネレーション設備の設計、施工、メンテナンス、技術面でのトラブル対策に取り組みました。また1989年~1991年にドイツのVOITH会社に所属し木質系バイオマスの資源循環システム構築と普及に成功しております。並行して将来技術を目指し、新エネルギーシステムや新材料に関する研究開発を行いました。
以降国内大手電機メーカ部長、国立研究所主任研究員、東京大大学院学農学部講師、筑波大学大学院工学領域教授、中国大手通信会社の技術責任者を歴任しております。現在も理学を駆使した新材料開発(無機・有機含む)、カーボンニュートラな新エネルギーシステム設計、生物多様性を前提とした環境工学、通信(AI含む)、生物、農業等に関する研究に取り組んでおります。


職歴

職歴:開示前


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