インドネシア・フィリピンでの消費財流通及び現地拠点マネージメントについてアドバイスできます。
【実績や成果】
・インドネシアで業界初の日本人営業・マーケティング責任者として、6年間で家電全体の売上金額3倍、シェア1.5倍(15%から22.5%)に寄与しました。利益に関しては現地で製造・販売していたのでいわずもがなでした。
・その後、フィリピンに赴任し、日本人じゃ不可能といわれた国内物流改革に取り組み、国内唯一のミンダナオから帰り荷を持つ操船及びフォワーダーを確保し、3か月でたまりにたまった売掛金2.5か月を1.5か月に短縮させ、売上1か月分のキャッシュを創出しました。
【課題をどう乗り越えたか】
・インドネシアは外部も大変ですが、内部の管理も一筋縄ではいきません。私の赴任前は、現地人幹部にマーケティングと販売を頼り切っている状態でした。詳細は、あえて割愛させていただきますが、国内営業時代に経験した想いから、限られた20%の優秀な社員だけではなく、残りの60%の普通の社員でも活躍ができる公平・公正でシンプルな販売スキームの確立、全国律立浦々へ配送できる独自物流体制、積極的且つユニークな宣伝攻勢により、自動的に売上があがる仕組みを構築致しました。
・フィリピンは、島国なのでなんといっても内部物流体制の構築が差別化の味噌です。というのも、マニラから南部ミンダナオにモノを運ぶ操船に定期便はございません。荷物が満載にならないと出航しないスキームです。唯一の定期便はミンダナオからバナナを運ぶ帰り荷を持つ操船会社があります。バナナは納期通りに運ばないと腐ってしまうので自己バース等を兼ね備えて運営しております。この事実を掴み、独自の価格交渉をおこなって出荷から顧客納品のリードタイムを1カ月強短縮、運転資金を圧縮することでキャッシュを創出できました。