成膜技術(真空蒸着、スパッタ、プラズマ重合、等)に関して、各種成膜手法についてお話できます
■ 具体的な経験の内容
約40年間、薄膜に関する技術開発に携わってきました。
真空蒸着(イオンプレーティング、イオンアシスト等を含む)、スパッタ(DC, RF, マグネトロン、他)、プラズマ重合膜(保護膜)、蒸着重合(CVD) 等を中心とした実際の技術開発を自ら取り組みました。
ドライ成膜(主にPVD)だけでなくウェット成膜(塗装、メッキ)に関する知見もあります。
-樹脂成形品に薄膜コーティングする際に有効な種々の表面処理(プラズマ処理など)
-加飾技術、光学薄膜技術、親水性、撥水性、防曇性
-新規技術探索・調査。
-歩留まり改善・効率化
-特許調査(他社特許の侵害を避けるために、開発者が知っておくと便利な手法等)
特許教育(開発技術者向け、から営業向けにわかりやすい指導)
■ 実績や成果
①「蒸着・スパッタ」の社内導入を主導し、「開発機の導入から、量産機の導入」まで実践しました。
②電子顕微鏡、FT-IRなどの分析装置を導入し、主に蒸着製品で発生する不良分析を自ら行うとともに
分析技術者も育成しました。
③OJTを通じて蒸着技術者の育成を進めました。
※ 最初は自らやって見せ、理論面を説明し、試作・評価を繰り返すことと、課題に対して一歩一歩、
分析して原因を究明することの重要性を理解させ、本人の積極性を引き出し、能力向上に結び付けました。
④国内各事業部や海外子会社の蒸着ラインと連携し、不良分析を行い、歩留まり改善に貢献しました。
※ 主な対象製品:デジカメ(家電分野)、リフレクター、HUD(自動車部品)、
携帯電話・スマホ(通信分野)、光学薄膜(通信分野)
⑤真空技術を応用し、エラストマーの印刷不良を改善することに成功し、歩留まり改善に貢献しました。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
①成膜装置メーカーによる設備の特徴 について多くの知見を持っています。
②成膜専業メーカーがどのメーカーの成膜装置を使っているかについても多くの知見を持っています。
③現在、注目されている薄膜成膜技術 から 今後、注目される新規の成膜技術の開発状況など。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
①これから自社にて薄膜製造技術を導入しようとされる場合の「成膜方法の選定」「機種の選定」に
関するご相談に対応できます。
②単に「成膜」に限らず、『表面処理』という観点でアドバイスできます。
例えば、「塗装前の蒸着」「印刷前の表面処理」など。
③成膜に伴う「不良低減のノウハウ」「不良分析の手法」などに関する助言。