インナーブランディングに特化したプロジェクト型の顧問契約を3社進行中です。

エキスパート

氏名:開示前


30年以上総合広告代理店に居ながら、果たしてホントに広告でモノが売れるのか?という下手をすれば自己否定とも言える根本的な疑問を覚え56歳にしてやっと独立しました。そのきっかけになったのは東日本大震災でした。あの時全国のTVで広告が全てACに置き換えられましたが、恐ろしいことに誰も何も不自由を感じませんでしたよね。広告なんて無くても生きる上で全く問題ないことに、ハタと気づいたからです。現代社会では購買行動における論理的なステップが音を立てて崩れつつあります。マスメディアを軸として認知のボリュームが購買の成否に直結するという、広告屋のとんでもないロジックの嘘に世の中が気づき始めたということでもあります。AIDMAのその論理は、ある意味で間違いではないのですが、少品種・大量生産・大量消費・低価格の追及という時代の産物です。今のような少品種・少量生産・少量消費・それなりの価格、という時代にはあまりにミスマッチです。SKU(商品数)が多すぎて広告なんか丁寧にやってられません。AIDMAの最後のA(action=購買)をゴールとするならば、広告はあの手この手で思いの丈を伝えるラブレターであり、晴れてデートに漕ぎつけ思いをとげたらそこでオシマイ、ということになります。
最後のAは真のゴールではなく、そのあとにつづく継続的な購買(やサービス利用)の方が大切です。そういう顧客との関係構築のことを、エンゲージメント(結婚)と呼んだり、手法としてはCRMの一環ですが、それをひっくるめて After Action Marketing と呼んでいます。使い続けてもらうこと、そのサービスや企業のファンになってもらうこと、そしてそれを継続する事こそが最も重要なゴールです。
現在我々は未曽有の大災害とも言える、コロナ禍の渦の中に居ます。コロナのおかげで日本の働き方改革とIT化が一気に10年分進化したとも言われますが、その通りだと思います。つまりコロナがビジネスの仕組みも大きく変えました。日本の文化ともいえる。「人:人」営業や階層コミュニケーションや接待営業など、不要なものが削ぎ落されシンプルで分かりやすい新たなビジネスルールが生まれつつあります。そんな時代の変化はコロナの後も続くと考えるべきで、そんな時代だからこそ企業は大小や業種を問わず企業人格に対するファンづくりが必要となります。その為に何をすべきか?何を考えるべきか?それがブランディングです。安易にマークやロゴタイプを作ることではありません。企業や商品の意味的価値を高めファンでいて頂ける顧客に対して、そのブランドの価値を感じてもらうことをアウターブランディングと言います。そして、その価値を日々生み出し育てる社員達のモチベーションを上げ、プライドを育てることをインナーブランディングと呼びます。アウターブランディングとインナーブランディングは表裏一体です。多くの経営者はその企業のチャンスやリスクについて、社員達はどうして自分と同じレベルで悩み考えてくれないのか?と悩み続けています。全く同じレベルでの問題意識を持つならその人は既に共同経営者です。勿論それは無理だとして、少しずつでも自分の会社の価値について自分事とし悩み考えることが自然にプライドやモラルを育てます。この活動自体を私は、「インナーブランディング・プロジェクト」と位置づけて活動しています。ブランドとは何か?ブランドと顧客の関係は?といった初歩的な入口から解きほぐし、社員自身が気づき・考える習慣を身に着けることがインナーブランディングの第一歩です。これはB2BもB2Cも同様です。現在3社(活動中・活動前)業種業界の全く違う企業で本プロジェクトを推進していますが、その内の2社はB2B企業です。

■その他
地域: 富山・埼玉・山梨
役割: プロジェクト、ファシリテーター
規模: 中小規模です。

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氏名:開示前

株式会社博報堂で35年。総合広告代理店で主にプロモーション領域を多く経験。
広告主導のマーケティングに限界を感じて退職・起業。現在は小さな会社を経営しマーケティング・プロモーションの企画・コンサルを生業とする。大企業の少品種・大量生産・低価格・大量販売の時代がおわり、多品種・少量・高価格にシフトしている。ここに中小企業のチャンス有り!コンパクトでスピーディーなマーケティングが必用不可欠。大きな組織は必要ない。生活者の変化の早さにキャッチアップできないと立ち遅れる。異業種に学ぶ新しい戦い方とは!?近年はインナーブランディングに特化してリモートでプロジェクトを実施。


職歴

株式会社 プラスエー

  • 2012/4 - 現在

株式会社 博報堂

  • シニアディレクター 1977/4 - 2012/3

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