ブランドマネージャーの頭の中について話せます
■ 具体的な経験の内容
外資系消費財(化粧品/FMCG)メーカーにて、ブランドマネージャーとして従事。10年以上のブランドマーケティング経験があります。
その経験を踏まえて、「ブランドマネージャーの頭の中」をお話できます。
「ブランドの経営者」として、新商品開発プラン、広告/プロモーション戦略、経営方針に基づいた販売プランなどの立案と遂行に携わってきました。
外資系でありながらも、商品企画や広告戦略は日本独自で企画・実行。本国との調整や折衝を行いながら、日本発のオーナーシップをもった取り組みを推進してきました。
経営戦略や3ヶ年プランの作成、製品ポートフォリオ立案などの長期的時間軸を見据えた視点から、目の前のプロモーション遂行やSNS運用などの短期的な視点まで、ブランドマネージャーの頭の中には常に複数の時間軸のものごとがマルチに動いており、それらが常にお互いに作用をすることによって、様々な意思決定が行われています。
それらは具体的にどのように進められているか、どんなときにどんなことを考え、そして判断をしているのか、そのプロセスをお話させていただきます。
また、外資系特有の本国とのパワーバランス、意思決定における難しさなどについても経験を踏まえてお話させていただきます。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
たとえば以下のような皆様にとって、有用な話になるのではないかと思います。
・事業会社のマーケティング部門と取引されている、広告代理店やマーケティング支援会社、SP会社などの方。
どのようなタイミングでどんな提案を持っていくのがよいのか、どのような付き合い方をすると担当者に重宝されるのか、どのように各施策の成功/失敗をレビューしてネクストアクションにつなげているのか、マーケの人は普段なにをしてなにを考えているのか、なぜ担当者の意見はコロコロ変わるのか、なぜブリーフが曖昧なことがあるのか、急に予算が増えたりフリーズしたりするのはなぜなのか、など、事業会社との付き合い方に悩んでいるすべての方。特に、外資系クライアントを抱えている方。
・縦割り型の日系企業において、部門横断的な視野をもった人材育成や部署設立を目指しているが、そもそも部門を横断する業務フローの概念がイメージできないという方。
大きな組織になるほど、一人のマネージャーが川上から川下まで全てを見通し責任をもって判断を下すということは、現実的ではなくなっていくでしょう。ですから、私自身の経験をそのまま手法として採用することは難しいかもしれません。それでも、部門横断的に全体を見通して仕事をすると、このような動き方・視野の持ち方になるのだという実際のイメージを把握することにより、各企業の規模に応じた適用へのヒントにつながるのではないかと考えています。
■ カバー領域
業務においては、マーケティングにおける下記の領域をカバーしていました。プレイングマネージャーとして業務遂行にも従事していましたので、各領域に関わるピンポイントのご相談も承ることが可能です。
・長期プラン(フォーキャスト)の立案
・SKUごとのフォーキャスト作成/実績レビュー
・ブランドのP/L, マーケティング費の予実管理
・消費者調査(量的、質的)(with調査会社)
・商品ポートフォリオプラン立案
・商品企画(コンセプト開発)
・処方開発(with研究開発部/OEM会社)
・容器開発(withパッケージ部門)
・パッケージ開発(デザイン、コピー開発、薬機法に基づいた文言チェック)
・広告戦略立案と遂行(TVC, 新聞、雑誌、OOH、webメディア、SNS、イベント、タイアップ、店頭etc)
・複数広告代理店のピッチ、プロジェクトごとの代理店振り分け
・新規広告会社等からの売り込み対応、オリエン、選定等
・ブランドサイト運用、コンテンツ制作(撮影、コピーライティング)
・SNS運用、コンテンツ制作(撮影、コピーライティング)
・イベント企画、立ち会い、現場指導
・メディアタイアップ企画の立案と遂行
・PR(プレスリリース配信、キャラバン、メディア対応等)
・店頭什器/営業ツール制作
・営業部へのブランド戦略や新製品のプレゼン
・個別取引先(販売店)対応、営業同行(with営業部)
・お客様からのクレーム対応
・処方改良プロジェクトのリード
・生産・デリバリー進捗管理(withSCM)
・重要事項に関する社内経営層への承認・報告、必要に応じて本国への承認・報告
・本国への定期的なビジネスレビュー
・新製品開発に関わる本国との折衝(incl.日本文化の説明)
・本国メンバー来日時のプレゼンテーション
ざっとあげたものですので書き切れないものもありますが、業務領域としてイメージしていただければ幸いです。