システム開発及びコンサルティング業務
■ 具体的な経験の内容
システムマイグレーションにおける業務ロジックの調査及び管理情報の正規化
■ 実績や成果
様々な他システムと連携が必要な業務を行っている場合は、1人のオペレータが物理的に複数のシステムを、順番を意識して操作を行う必要があり、その複雑なオペレーションは作業時間を多く必要とします。
このようなシステムを最適化する考え方として、基幹システムであるプラットフォームを用意し、他の外部システムとの連携はアダプターを返して解決を行ってまいりました。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
プラットフォーム構築に対しては3つのポイントがあり、一般的に発生する問題に対して以下の観点で課題を洗い出し、施策および実行を行ってきました。
1つ目のポイントは画面のまとめる際に発生する問題です。
新たな基幹システムの画面は、同一UserInterfaceにする必要があります。
やや強引な表現でイメージをお伝えすると、インターネットブラウザで複数のタブを開き、各システムを表示すると言ったことになります。ここでのポイントは言葉の統一です。
ドメイン駆動設計をご存じの方に対してはユビキタス言語を作る事といった方がいいかもしれませんが、システムに携わる人の間で共通の厳格な意味を整理する必要があります。
ある1つの同じ情報を、Aさんは顧客と言ったり、Bさんはユーザーと言ったりしてはいけません。
このユビキタス言語が作られていないと、Aさんが言う顧客と、Bさんが言う顧客が、全く異なる情報を意味することになりますので、システムは破綻します。
2つ目のポイントは機能をまとめる際に発生する問題です。
ここでの機能はモデルを統一することになります。私の経験では、オーダー情報を変更したい場合に、システムによっては変更要求を受け付けなく、オーダーの廃止と新設の2つのモデルにてオーダーの変更を行う場合があります。
プラットフォームのモデルは、他システムのモデルに依存してはなりません。
3つ目のポイントは情報をまとめるときに発生する問題です。
データベースに入っている値の意味を統一することになります。
私の経験では、男女の値に対して、Aシステムでは男を0、女を1として保持しており、Bシステムでは男を1、女を2として保持していました。データの居場所にシステムは依存してはいけなく、データコンバージョンを事前に行わないと、機能に条件分岐が染み出ることで、システムは複雑になります。
私が携わっているシステムでは、プログラミング工程でもモデルをきちんと動かしているので、システムで問題が発生した場合でもモデルを見て解析するため、解析の時間は短くなります。
上記の様に良く発生する3つのポイントに対して、論理的な整理を行わないと、システムを整理する際に悩んでいるばかりで物事が前に進まず、当初予定していた開発費用より、莫大な費用が発生していしまいます。
マネージメントにおいては、様々な人が効率よく働き、特にアイドル時間を作ることは人件費を膨大に膨らませることになりますので、意味のある最小単位のタスクに分割し、依存関係がない状態でタスクをこなすことが重要と考えます。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
通信業界が得意ですが、商工会議所を中心に中小企業の経営者に対して、講演会及びDXに携わる問題に対して、デジタルコンサルタントとして幅広くサポート
■ 関連する論文やブログ等があればURL
講演会プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/9870
■ お役にたてそうと思うご相談分野
DXでお困りの内容に対して経営目線から現場目線と幅広くご相談頂く事が可能です
■その他
地域: 日本
役割: ビジネスの上流工程にある経営戦略の立案から、下流工程にあるデジタルマーケティングの実践
規模: クライアント数は中小企業の5名から大企業の数千名と幅は広い