自然災害事象に対して貴方の事業所はどのような脆弱性があるのかについて話せます
1.自然災害対応
①多くの事業所の最大津波高さを想定した際、当時国のハザードマップより高い数値になった事業所があったので改善対策を実施。その後、東日本大震災時の津波高さは国の想定を超えたが、ほぼ事前想定通りだったので被害を防げた。更に、事前に耐震施工対応もしたので無被害であった。このような高精度の事前想定のアドバイスが出来ます。
②国のハザードマップ(地震・長周期地震、津波、高潮、洪水等々)は、多くの場合、前提条件を定めているので事業所の立地場所ポイントがその前提条件に合致しているかの確認や評価が必要ですが、どのようにピンポイントで評価すべきかのアドバイスが出来ます。
③自然災害を防止するためにはどうしたら良いのか?の講演を各所(日本鉄鋼協会、日本設備管理学会、日本保全学会、石油資源機構、名古屋大学、東京大学や多くの事業所等々)で実施してきました。
2.耐震対応
①耐震評価で不合格でも速度応答スペクトルでの評価結果、合格となる機器もあります。またその逆もあります。このような評価の多くの実績があります。
②設備や配管の耐震診断ウオークダウンを多くの事業所で実施して、改善対応をしてきました。実際に現場を見れば、どこが脆弱ポイントなのかを御指摘出来ます。
③地震に対するBCPは多くの場合、経験上、事業所内だけの想定対応となっています。ユーティリティーの確保や長納期部品の対応方法、実際に入出荷できるのかの確認方法?作業員の確保は出来るのか?等々、実際の地震経験(千葉県東方沖地震、芸予地震、十勝沖地震、東北地方太平洋沖地震、北海道胆振東部地震)をしてきたので適切なアドバイスができます。
3.お役にたてそうと思うその他の相談分野
・設備の供用適正評価(API579)
米国のAPI579ドラフト版(1999年)時点から、本規格の改訂審議の日本側委員として参画し、国内を問わずASMEPVP等の国際会議にも2002年から2018年まで毎年関連論文を発表。これらの経験からFFSに関して豊富な情報を保有しているので有効なアドバイスが出来ます。
・フランジ全般評価(締付け、強度、ガスケット、ASME PCC1等々)
(社)日本高圧力技術協会(HPI)のフランジ委員会に長年参画し、機関誌(圧力技術)やASMEPVPにも多くの論文や解説を執筆投稿。更に、この分野では多くの改善やトラブ対応実績がありますので、有効なアドバイスが出来ます。
4.主な受賞歴
・1989年10月 科学技術庁長官賞 受賞
エチレン装置分解炉チューブのクリープ評価マニュアル作成
・1991年2月 千葉県知事創意工夫発明賞 受賞
熱交換器チューブのショットピーニング機械の発明・改良
・2005年7月(社)石油学会 技術進歩賞 受賞
石油タンク浮屋根のスロッシングシミュレーションによる構造設計技術の開発
・2007年5月(社)日本高圧力技術協会 科学技術振興賞 受賞
圧力機器の共用適正評価技術 第1報~第3報
・2007年10月(社)千葉県高圧ガス保安協会 保安功労賞 受賞
長年の保安管理業務に対しての受賞
・2011年5月(社)日本高圧力技術協会 科学技術振興賞 受賞
SH波斜角探傷法を用いた小口径配管の外面腐食検出に関する研究
・2022年5月 (社) 日本高圧力技術協会 貢献賞 受賞
長年の機関誌(圧力技術)編集委員業務活動貢献に対しての受賞
5.主な委員実績
・2001 危険物保安技術協会 非特定屋外貯蔵タンクの定期点検等のあり方に関する調査検討委員会
・2003 高圧ガス保安協会 高圧ガスの配管に関する基準(KHKS0801)見直し委員会
・2005 危険物保安技術協会 浮屋根強度解析専門部会委員
・2006 危険物保安技術協会 ポンツーン補強方法検討委員会
・2008 高圧ガス保安協会 共用適正評価規格運用体制検討会
・2009 日本高圧力技術協会 JISB0190「圧力容器の構造共通用語」改正原案作成委員会
・2011 原子力保安院 ガス事業の津波対策委員会
■その他
役割: 化学プラントの運転や海外プラントの運転指導。その後、装置の保全検査、建設、新規検査技術開発、設備の構造解析、設備トラブルシューティング、設備の信頼性向上のための合否判定基準策定、供用適正評価(FFS)の国内導入のための検討評価、BCP策定評価、自然災害による被害の未然防止業務を経験