高純度アルミ箔や粉末、アルミ表面処理や導電性高分子コンデンサについて話せます

●日本軽金属在職中は、アルミニウムの鋳造から最終製品までの工程開発、特に、圧延および各種表面処理の研究開発を行いました。そして、それらの技術を適用し、高純度アルミを用いた電解コンデンサ向け新規電極箔開発を担当し、厚箔(厚さ300μm以上)を用いてその交流エッチング法および化成法を開発し、従来箔の3～4倍の静電容量を有する材料を開発しました。また、この材料を積層型導電性高分子コンデンサの電極として用いることができました。更に、化学重合を用いてPEDOTを上記電極に形成する重合条件を開発しました。他には、5000系合金を用いた自動車向け急冷凝固材料およびAl-Fe-Si系合金を用いた急冷凝固高強度箔を開発し、また、アルミニウム粉末を用いて厚さ150μm～650μmの電解コンデンサ向け電極を開発しました。事業部兼務時は、化成箔の品質改善、品質保証、工程管理などを担当しました。
●約100件の各分野の特許を出願しました。
●現MKアルミテックでは各企業様の技術顧問をしており、これまで、電解コンデンサ用アルミニウム箔およびその表面処理の新技術開発支援、ハイブリッドコンデンサおよび固体高分子コンデンサの開発支援、自動車用アルミ部材の腐食防食の技術支援、3Dプリンター向け合金設計支援などを請け負ってまいりました。現在は、積層型導電性高分子コンデンサの開発顧問を中心に活動しています。