東南アジアでのオフショア開発チームの立ち上げについてお話できます
■ 具体的な経験の内容
イズム株式会社でMee2box(現VCRM)の開発のため、フィリピン・セブ島にオフショア開発拠点を立ち上げ。
現地で、オフィスの選定・オフィス作り・採用活動・面接・チームマネジメント・プロジェクトマネジメントなど立ち上げに関わる全てを行った。
現地法人であるEmphtech, OPCを設立したことにより、現地法人の立ち上げなども全て1人で行った。
■ 実績や成果
Mee2boxの開発において開発計画と成長戦略を練った結果、5名ほどのエンジニアが必要という結論になった。
イズム株式会社はスタートアップで資金的に余裕がなかったので、開発費を安く抑えるかつ迅速に開発を進める必要があったのでオフショアで開発しようという意思決定になった。
以前からよく滞在していたということでセブ現地の様々な知見があったことと、ベトナムなどのオフショア拠点はすでに飽和状態で現地エンジニアの単価がすでに上がっていることを鑑みてフィリピン・セブ島でオフショア開発をすることになった。
現地入りし、最初の2ヶ月程で5人ほどのエンジニアを採用することに成功する。
技術レベルのみで日本人エンジニアの年収に換算すると、
CTOレベルのエンジニアA, 1000万円(現地年収160万円ほど)
シニアエンジニアB, 800万円(現地年収140万円ほど)
シニアエンジニアC, 720万円(現地年収125万円ほど)
ジュニアエンジニアD, 420万円(現地年収80万円ほど)
ジュニアエンジニアE, 420万円(現地年収80万円ほど)
販管費を除いて考えた場合、本来年間3,360万円かかるはずのものを585万円にまで圧縮することに成功。
約1年間の開発期間を経て法人を1億円で売却できるほどのサービスにすることに成功。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
立ち上げ前で言えば、全く日本の常識が通じないので、オフィス家具やPCの購入や現地法人の設立などすべて現地に直接行って交渉などをしたのでかなり時間を使ってしまった。
これに関しては社会インフラがもう少し整うのを待つしかない。
立ち上げ後では、エンジニア自体もやはり日本人とは感覚が違うし、言語の問題で伝わりにくいものも多かったので簡単なミスコーディングなどが多かった。
詳細を細かく説明したり、進捗状況をなるべく細かく把握して本来欲しいものと作っているものの解離をなるべく少なくしていった。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
東南アジアやウクライナでのオフショア開発拠点の立ち上げ、国内ニアショア拠点の立ち上げ、低コストでのシステム開発、既存オフショア拠点のマネジメントなど
■その他
地域: フィリピン・セブ島
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職歴
Emphtech, OPC
- 2019/11 - 現在
株式会社アトラグ
- 2019/8 - 現在
株式会社マケーラ
- 2015/3 - 現在
YES株式会社
- 部長 2019/8 - 2019/12
イズム株式会社
- 2017/12 - 2019/7
株式会社NSD
- 2011/4 - 2015/2