有機化学品研究開発、プラント立ち上げ、生産技術、営業販売経験について話せます

■ 具体的な経験の内容
ここに記載のプロジェクト以外にも経験はありますが、例としてある一つの製品に関して記します。
スタートはファインケミカル製品の研究開発(主にプロセス開発)を行い、品質、コストをクリアできるプロセス開発を行い、設計データを取得しました。その設計データを基に委託製造先での試作を経て、中国でのOEMを進めることとなり、私は技術代表として、中国メーカーへの技術伝承、ラボ技術レベル向上、その後のパイロット製造、実プラント建設フォロー、生産立ち上げ、生産安定化までをプロジェクトの中心メンバーとして最後まで担当しました。また、その後技術営業、法人営業を担当することとなり、今度は営業の立場で、本製品を担当することとなり、ちょうど粒度変更が必要となったことから、技術営業としてOEMメーカー、顧客の窓口として変更手続きを完了させ、また新たな顧客創出も行うことができました。

■ 実績や成果
研究開発から担当してきた製品の事業化を成し遂げ、現在も安定した売り上げ、利益を上げています。

■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
本製品は、中国でのOEMであったため、生活習慣、文化の違いもあり、初期はなかなかプロジェクトが進みませんでした。そこで、打ち合わせの方法を工夫し、確認事項、アドバイスをリスト化し、打ち合わせ前に事前に回答をもらい、打ち合わせにて確認し、確認結果を基に今後どうするかを一つのリストに書き込むことで、そのまま議事録として活用し、中国担当者側に言い訳できないように工夫したことで、ある程度マネージメントできるようになりプロジェクトが進むようなりました。

■ お役にたてそうと思うご相談分野
化学品(特に有機化学品)に関して、研究開発、生産技術、製造、営業まで担当していますので、化学品の各部署で担当している方々に、他の部署の立場からのお話ができると思います。
例えば : 研究開発の方に対して、生産技術、製造、営業の視点で、研究対象を事業化するために必要なデータ、コストの考え方、販売戦略などをお話することで、研究開発の具体的なゴールを明確にするためにお役に立てるのではと思います。

■その他
地域: 各日本企業の研究所、工場、海外では中国、河北省、江蘇省、山東省で業務を行いました。
役割: ●研究開発 : 現場経験、マネージメント経験　●生産技術、製造 : 現場経験　●営業 : 現場経験