薬局M&A、事業承継の際にオーナー経営者が注意する点(仲介会社、対価、諸条件)についてアドバイスできます。
社員数600人の薬局事業会社で事業部管掌取締役としてM&Aの買い手、売り手の統合(分離)作業を経験しました。
その後、他部署を経て、グループ全体のM&A担当者として売上30億クラスの買収をはじめ、複数のM&A案件に携わりました。
現場から経営層まで、またM&Aの案件初期からPMI、人給制度統合まで一貫して経験しているので、幅広いアドバイスができると考えます。
一番印象に残っているのは、自社が買い手ではなく、売り手になった際の経験です。
(守秘義務により詳細は控えますが)とてもつらい経験をしました。
それ以降、私は買い手担当者として働く際にも売り手の気持ちに立つことを忘れません。
買い手にとっては取るに足らないことでも、自分の人生を捧げてきた売り手経営者の方々にとっては
とても大切なことは結構あると思います。
何が重要で、大切かはM&Aの場合にはしっかり言葉にして伝え、必要あれば契約書にまで
落とし込むべきです。
多くの経営者にとって会社を売るのは初めてだと思います。仲介会社選びから対価の付け方、諸条件の設定まで
M&Aでは多くの意思決定が必要になります。取り扱う金額も極めて高額になりますので、ほんの些細なことが大きな影響を及ぼしかねません。是非、アドバイスをご活用いただき、しっかりとした準備のもと、ご納得いただける承継を実現してください。
当然ですが、相談者、相談内容その他、一切は守秘義務のもと他者に漏れることはありません。
ご安心してご依頼くださいませ。
■その他
地域: 日本国内
役割: M&A買手法人取締役、M&A交渉担当者、PMIリーダー
規模: 事業会社として社員数600人、グループ全体では4000人
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職歴
有限会社広尾調剤薬局
- 社長 2022/7 - 現在
合同会社YAKUDACHI
- 社長 2019/9 - 現在
株式会社メディカルシステムネットワーク
- 次長 2016/8 - 2019/8
株式会社フェルゼンファーマ
- 信頼性保証本部長 2016/8 - 2018/4
株式会社ファーマホールディング
- 取締役事業部管掌 2014/6 - 2016/8
- 西日本担当部長 2012/1 - 2014/7
株式会社アポス
- 薬局長 2009/1 - 2012/11
このエキスパートのトピック
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M&Aを利用した薬剤師の独立についてお話し出来ます
¥50,000~■ 具体的な経験の内容 上場企業のM&A担当者として勤務。自身もM&Aを利用して薬局経営者として独立しました ■ 実績や成果 M&Aに関しては案件検討の初期段階からPMI現場まで一通り経験してます。また、バイサイドだけでなく自社の一部門の切り離しも経験しています。 ■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無 自社グループ内でジェネリック医薬品メーカーの立ち上げも担当していましたので、工場から物流構築、価格交渉と医療用医薬品マーケットは川上から川下まで一通りの知見を持ちます ■ お役にたてそうと思うご相談分野 調剤薬局まわりは広範に渡りお話し出来ます 特にM&Aや独立、起業について経験に基づいてお話し出来ます 案件発掘から価格交渉、契約内容まで薬剤師の独立に関しては入口から出口まで、是非ご相談ください
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薬剤師の会社員としてのキャリア形成についてお話できます。自社の薬剤師のモチベーション維持、定着にも役立ちます。
¥50,000~一つの会社で長く働いていくにあたり、自身のキャリア形成はモチベーション維持に必要だと思います。調剤薬局ではルーチン業務が多く、また同僚も固定しがちですので長期的なキャリア形成に対するビジョンがない場合、モチベーションが下がり、ひいては転職を考えるようになるのではないでしょうか。 ところが多くの調剤薬局運営企業では薬剤師のキャリア形成について明確なビジョンを示していないように思われます。 薬剤師の場合、企業から求められるスキルの大部分はいわゆる「現場力」ですが、ビジネスマンとして多彩なキャリアを歩んでいくために必要なスキル、例えば会計の基礎知識や経営学などは学ぶ機会がありません。 周囲にキャリア形成に成功した先輩社員でもいればアドバイスも貰えるかも知れませんが、いない場合には自発的に学ぶしかないのが現状ではないでしょうか。 私の場合は自分の強み弱み(いわゆるSWOT)と現在もしくは将来のポジションに求めれるスキルを整理し、以下のような行動をとりました。 (薬局勤務時代) 薬局運営の経験は十分なので、社内で経営層と言われる人たちのスキルを分析し、その中で自分に無いものは「営業力、会計、投資意思決定」と考えました。独学で会計と投資から手を付けました。 その後、社内の新入社員研修を担当するようになり、社長はじめ経営層と接する機会が増えましたが、その際に会計知識に基づいて会話ができることが「ただの薬剤師」ではない、と自分を認めてもらうきっかけになったと考えます。 (子会社取締役時代) 薬局経営に関しては初めての事であっても馴染みやすいものでした。ところがPMI(M&A後の統合作業)を任されるようになってからは不慣れなM&Aの現場で、しかもファイナンシャルアドバイザーや会計士と接するために、自身のM&Aに関する知識不足を痛感することになります。これも独学で知識習得することになりました。 (新規事業担当時代) 社内でジェネリック医薬品メーカーを立ち上げるために新規事業の担当となりました。薬剤師ですので医薬品には馴染みがありますが、そもそも新規事業、スタートアップ、起業といった分野はまるで素人でした。自分に足りないものは起業マインドだと思い、書籍を買いあさって独学もしましたが、マインドの習得には環境を変えるしかないと考え、起業家グループに飛び込んで毎月交流会に出ていました。 結果として現在は、M&Aにて自分の薬局を取得し経営しています。丸10年を薬剤師サラリーマンとして過ごしましたが、振り返ってみれば過去に自分が必要と思って学んだスキルは現在に生きていると思います。大切なことは現状に満足せず(薬剤師でいいや、ではなく)、次のステップで求められるスキルを自ら学ぶことだと思います。