商品設計における、ユーザーインターフェース仕様の設計、アルゴリズム設計、取扱い説明書設計等に関してご相談を受けます
¥30,000~
■職務要約
大学院博士課程を経た後ソニー(株)に入社し、中央研究所にて10年間は半導体や材料に関する電子状態計算による物性解析等の研究業務に携わる。 2000年からビデオ商品の開発設計業務に転向し、19年間ソフトウェアのアルゴリズム開発、UI(User Interface)/UX(User Experience)の仕様設計関連業務に携わる。また、全体を通して、必要な場合にはシミュレーションによるデータ解析を行い、機能や仕様の最適化や正当性の判断等を行った。
■活かせる経験・知識・技術
・電子状態計算
主に、量子力学的手法を用いた分子起動計算プログラムを利用し、電子状態のシミュレーションを行い、解析。Fortran/C言語によるソースコード開発も行った。
・ソフトウェアのアルゴリズム開発
ビデオレコーダーにて、ユーザーの操作履歴を学習し好みのテレビ番組を自動録画するアルゴリズム(※1)を開発した。
このアルゴリズムを特許出願し(※2)、ソフト設計担当によって実装され、2002年に製品化されたCoCoonチャンネルサーバー(ビデオレコーダーの一種)に搭載され、その後現在に至るまでソニー製の歴代BDレコーダーに搭載(※3)され続けている。
※1 AI(Artificial Intelligence)のベーシックなもの
※2 特開2004-072502:「コンテンツの自動記録装置及び方法」
※3「おまかせ・まる録」の「おすすめ自動録画」機能として
・UI/UX 仕様設計
ビデオレコーダーのUI/UXに関し、要件およびシステム制約を元にユーザーの使いやすさを重視した仕様に落とし込み、仕様書を作成してソフトウェア設計者に提供し、実装されたソフトウェアの検証を行うという一連の業務を担当した。
(ビデオレコーダーとは、ソニーの歴代のブルーレイディスクビデオレコーダーのこと)
・シミュレーションによるデータ解析
研究開発過程で発生した課題となる現象をモデリング化し、C言語等で作成したプログラムやExcel等を利用して、シミュレーションを行い、パラメーターを振って結果を検証したり、機能の最適化等を行ったりした。
(例:自動録画アルゴリズムの検証と最適化、レコーダーの同時録画仕様の検証等)
■自己PR
・現象をモデリング化し、シミュレートし、実測と比較してこれを検証するという試行錯誤を繰り返して精度を上げていくという最適化作業を得意とする。
・BASIC/Fortran/Pascal/C言語によるプログラミング経験があるため、Python等の言語も学習により使用可能と考える。
・UI仕様に関しては、プロジェクトの各担当(商品企画、ハードウェア設計、システム設計、ソフトウェア設計、品質保証)と密にコミュニケーションをとりながら、諸課題を解決し、策定を行っていくことができる。
・ビデオレコーダーは録画・再生・編集・ダビング等多くの機能を持ち、極めて複雑な仕様となっているため、多くの機能を考慮して仕様を策定し、文書化し、管理していくノウハウを身に着けている。