オフィス情報機器及び組み込み電子機器における商品企画及びマーケティングについてお話できます
¥30,000~
富士ゼロックスに30年勤務。
2016年6月に経営コンサルタントとして独立。
現在はIoT関連ベンチャー3社の顧問。
インターネット協会 IoT推進委員会 事務局長 実証実験WG副主査 人材育成WG主査。
青山学院Hicon特任研究員 未来戦略デザインラボ事業部門長。研究分野は次世代ものづくり人材の育成。
平塚海洋エネルギー研究会会員。
人工知能ロボット研究会会員。
トリリアンノード研究会会員。
実践IoTラボ共同代表。
富士ゼロックスでの実績・成果
・1985〜1990
入社後、複写機の主要部品である電子写真感光体の開発業務に従事。有機感光体のデバイス設計と特性解析・評価および評価機器の開発を担当。米国ゼロックス社とのベルト型有機感光体の共同開発を主担当者として関わり商品導入に貢献。
・1990〜2000
研究所に異動、材料物性の基礎研究に従事。有機光半導体の光吸収過程と電荷発生機構の解明の研究を行う。本研究に関わり、学習院大学 理学部 小谷研究室に特任研究員として派遣され、共同研究を実施。東京大学、東北大学、千葉大学との共同研究も行い多数の論文を発表。
電子協(JEITA)の有機電子デバイス分科会の専門委員として業界団体活動に参画し、国プロの先導研究に繋げるための先端技術調査を行う。
色素増感太陽電池の研究グループを立ち上げグループ長に就任。産業技術総合研究所と国プロ(ニューサンシャイン計画)のテーマ立ち上げ活動に参画。色素増感太陽電池の第一人者として認知され、専門書の執筆、セミナー講師の依頼を多数受ける。しかしながらビジネスとしては色素増感太陽電池の研究テーマは商品化までは至らずターミネート 。
ITシステムの中で使われるデバイスにシフトし、光コンピュータに応用可能な3次の非線形工学デバイスとICカードの研究を開始。
・2000〜2008
社内公募にて電子政府プロジェクトに異動。経産省のIT装備都市実証実験事業に携わる。その成果をもとに全社プロジェクトとしてICカードプロジェクトを立ち上げる。技術開発リーダーとしてICカード認証によるオンデマンドプリントシステムの設計・開発を遂行。ソニーと共同で複合機専用のICカードリーダーを開発し、世界初のICカード認証プリントシステムを商品化。外部パートナーとのアライアンスを積極的に推進し、ソニー、DNP、NTTデータ、NTTコミュニケーションズとの共同開発により富士ゼロックスの複合機と各社のICカードシステムとの連携ソリューションを商品化。この商品は複合機のシステム連携ソリューションの中でも最も売り上げの高いソリューションとなっている。
・2008〜2016
ソリューション企画部門に異動。ドキュメントに関連したシステムソリューションの企画・開発、システムエンジニアの技術支援業務のマネージメントに従事。複合機のオプションシステムとして図面差分検図システム、EDI連携FAXシステム、指紋認証オプションなどの組込ソリューションの企画・開発リーダーとして商品化に貢献。2015年以降はシステム営業部門も兼務となり、開発商品のマーケティングと技術営業にも携わる。
ICカードの次の技術テーマとして、当時日本ではまだ認知が低かったIoTの企画を2013年に立ち上げ、複合機をオフィスIoTのエッジサーバーにする組込オプションの開発を行い、2016年にインターネット協会の7社共同による実証実験事業を主導した。
富士ゼロックス退職後(2017年以降)の実績・成果
IoT関連での起業を目指し、富士ゼロックスを退職。
現在は、ベンチャー企業3社の技術顧問と、青山学院大学経営学部の玉木教授が代表を務めるコンサルファームの部門長、一般財団法人インターネット協会 IoT推進員会の事務局長 人材育成WG座長 実証実験WG副座長を務める。
最も得意とする分野はIoTだが、富士ゼロックス時代での材料物性研究からシステム企画、アライアンス推進といった幅広い経験をもとにした多面的なアドバイスができることが強みである。幅広い知識と人脈をベースにしたテクノロジー・アグリゲーター、テクノロジー・アーキテクトであると自身では考えている。
現在、関わっているプロジェクトは、IoTを活用した波浪観測システム、ハイパースペクトルカメラとAIを活用した廃棄物分別ロボット、ROV(水中ドローン)を用いた海中探査、LPWAを利用したコンテナトラッキングシステムなど。
今までの経験を活かした若手人材の育成にも取り組んでいる。産学連携による人材育成の研究会として実践IoTラボを設立しIoT人材の育成プログラム開発を行なっている。インターネット協会 IoT推進委員会 人材育成WGでは主査として活動の取りまとめを行な