フレキシブルフラットケーブルの製品開発・量産装置開発について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■ 具体的な経験の内容
1)TV用、プリンター用のフレキシブルフラットケーブル(以後FFCと記載します)の品質と生産性向上
2)高速伝送用FFCの開発
3)高速伝送用のFFCの製造装置の要素技術の開発。
4)FFCのインライン検査装置の開発
■ 実績や成果
1)TV用、プリンター用のFFCの外観検査と寸法検査を自動化しインラインで検査できるシステムを開発し、少人化と生産性向上に貢献した。
2)4K向けTVの高速伝送用のFFCを開発した。
3)立ち上げロスを改善したテープ材料と導体を高精度にアレイできる製造装置を開発した。(通常の立ち上げロス30%に対して5%以下、導体のピッチ0.5㎜に対応)
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
1)同時に複数の外観不良あるいは寸法の検査を1台の検査装置で実現するために、独自の測定光学系を開発し、独自の画像解析アルゴリズムを開発した。特許化しています。
2)市販の絶縁フィルムが使える独自の構造を開発し、先行特許を回避して実用化した。
3)立ち上げ中の製品のその場での検査できる検査技術と独自の重要な管理パラメータの測定方法と制御技術を組み合わせて世の中にないFFCのラミネート装置を開発した。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
家電用途のFFCは国内の競合の情報は有しています。また高速伝送用のトレンド、ユーザも理解しています。
車載用途のFFCに関しても国内の海外の大手のメーカの情報はある程度保有しています。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
特許を2件、重要なノウハウ(特許化していない)を1件。 
■ お役にたてそうと思うご相談分野
電線分野以外では、テープやフィルムをハンドリングする製品を開発する企業やテープやフィルムを扱う製造装置やテープやフィルムを使った製品の検査装置を開発・製造する企業に上記の知見がお役に立てると考えます。

■その他
地域: 千葉県、三重県、長野県
役割: 課長・部長として製品開発及び製造装置開発の企画、技術開発を指揮
規模: 製品開発から量産立ち上げまで。3名から5名。

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氏名:開示前

古河電気工業株式会社にて26年コーポレートの生産技術部門に所属し、生産技術開発センター長を5年勤め、全社の事業の量産プロセスと量産装置の開発を推進、生産性と品質の向上を牽引しました。生産技術開発センターでは、世の中にない生産プロセスや装置の開発を行いました。研究開発部門で開発された新製品や新製法を量産化するために、量産に適した方法の開発やスケールアップにより発生する新たな課題を研究・開発して解決、製造装置にそのノウハウを組みんで量産ラインに導入する業務を長年おkなってきました。
2010年から子会社の東証一部の東京特殊電線(株)に取締役兼執行役員として赴任し、10年間赤字が続いていた子会社を再建し、営業利益が10%を超える会社に成長させた経験があります。再建は社長をはじめ多くの方の貢献により達成されました。その中で私は製造現場の生産性の向上を担当し、原価低減、設備能力の向上(生産性2倍)を主に担当しました。
子会社に赴任して3年目で再建のめどが立ちましたので3年目から4年間、新規事業の開発を重点に行いました。ICパッケージや回路基板の検査用のプローブピンの事業と関連が深いICパッケージや回路基板の検査治具(プローブ検査)の事業、フレキシブルフラットケーブルを回路基板として使うLED照明機器事業、ヒータ線の事業からはヒータ商品の事業の展開を考えました。全く新規な事業としては、パワー用の両面基板の事業化に着手しました。市場の調査を自ら率先しておこなって、事業構想・戦略を練って既存メーカに勝てるシナリオを創造し、試作検討を行いターゲット顧客を訪問して戦略の妥当性、開発目標を確認しする一連の活動を行いました。全て子会社にとって未経験の分野の事業です。開発の方針として、製品の性能・品質と価格の両方で先行メーカに勝つことを考えました。そのために、製品の新規性の開発と独自の製造方法の開発を並行して行いました。
 定年となる前の最後の2年間は理美容家電メーカのテスコム電機株式会社に転職し、3件の慢性的な重大クレーム(ユーザに怪我やユーザの財産に影響を与えるクレーム)の抜本的な解決に取り組み、組織横断的な体制を構築し、関係部門が協力して活動することで創業以来50年関係決できなかったクレームの対策を短期間で解決しました。
専門分野は、流体工学、伝熱工学ですが。要素技術としては、コーティング技術、金属接合技術、樹脂金属接合技術(回路基板用途)、レーザ加工技術、1000℃を超える高温炉設計技術があります。分野としては、光ファイバ、化合物半導体、車載用のワイヤーハーネス、電線・ケーブル、樹脂成型品などです。
私の組織は、どのようにアプローチしたら良いかわからないテーマの依頼を受ける部門でした。抱えている問題をどのように解決したら良いか悩まれている方もお気軽に相談ください。できる範囲となりますが誠心誠意をもってご対応させていただきます。


職歴

プロセスD&Tラボ

  • 代表 2019/8 - 現在
  • 代表 2019/8 - 現在

テスコム電機株式会社

  • 副本部長 2017/7 - 2019/4

古河電気工業株式会社

  • 主査 2016/6 - 2017/6
  • プロセスユニットシニアマネージャー 2009/5 - 2010/5
  • センター長 1984/4 - 2009/5

東京特殊電線株式会社

  • 取締役兼執行役員 2010/5 - 2016/6

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謝礼金額の目安

¥36,000 / 1時間

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