HPC/CAE新規クラウドサービスの企画開発、運用支援について話せます
■ 具体的な経験の内容
HPC(スーパーコンピュータ)/CAE(科学技術計算)分野でのクラウドサービスの事業開発、マーケッティング、コンサルティング、運用支援、販売支援など
■ 実績や成果
NECソリューションイノベータにて新規クラウドサービス事業を企画開発し、自動車・電気・製薬など製造業を中心に30社・50サイトと契約しサービス提供を実施した。
サービスの構想段階から従来顧客に対して自ら、期待されるサービス内容、セキュリティ、価格などをインタビューし少しづつ事業企画を固めた。
社内投資審査を受けるにあたり、50頁に亘る商品企画書を作成し、承認を受け6ヶ月間の開発期間を経て競合他社に先駆けたサービス事業をスタートさせた。
クラウドサービスの核とも言えるIaaSプロバイダーや業務用アプリケーションベンダーを自ら説得し、サービスラインアップの拡充に努めた。
社内メンバーを組織化し事業体を構成、自らはプロジェクトリーダーとして3つのチームを統括し、また要員育成に努めた。3つのチームとは、企画チーム、販売促進チーム、技術サポートチームである。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
当クラウドサービスは導入/運用コンサル、計算基盤・業務用アプリケーションの提供、ユーザサポートから構成される。
そのなかでも特にパートナーシップの形成は大変苦労した。サービスを構成するHPC(スーパーコンピュータ)分野のIaaSプロバイダは今ほど多くはなく、当初は公共系パートナー(大学、財団)と組んで
サービスを立ち上げた。特に気を使ったのは地理的な分散である。クラウドサービスのBCP(事業継続)観点から、東日本、西日本および米国パートナーと契約した。サービス開始後2年で
起きた東日本大震災の際にデータセンターの地理的分散は大きな意味を持つこととなった。
業務用アプリケーションベンダーからは大きな抵抗を受けた。彼らのビジネスモデルはソフトウェアライセンスの長期的な販売であるが、比較的短期(数日から数カ月間)的なニーズに応えるため、月額提供
を目指すサービスに参画すると自らの売り上げが下がると考えるソフトウェア企業が多かった。多くの企業は欧米が本社であったため、各国の法律や契約についても多くの調整を必要としたが
自ら各社を説得し、一つまた一つとパートナーを増やしていき、ユーザが期待するソフトウェアラインアップを拡充していった。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
HPC/CAE業界に関連するクラウドサービス業界には多くのパートナーや主要プレイヤーの知人がおり、日々情報交換に努めている。
この分野では現在、人工知能やビッグデータへの進出を目指しており、業界で著名なコンサルタントや、AWS・Azure・Oracleなど大手のIaaSプロバイダー、業界で著名なソフトベンダとのパスを有して
おり必要に応じて彼らの協力を得る体制を有する。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/hpc/
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/event/20150728.html
https://www.j-focus.or.jp/old_site/message/seminar110907.html
http://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/whatsnew/event/detail/090617051427.html
http://www.cae21.org/kanto_cae/Kanto_No24/kanto24_annai.shtml
http://www.hpci-office.jp/pages/ws_material_171010
■ お役にたてそうと思うご相談分野
HPC(スーパーコンピュータ)/CAE(科学技術計算)分野でのクラウドサービスの事業開発、マーケッティング、コンサルティング、運用支援、販売支援などのご相談が可能です。
■その他
地域: 日本国内、米国(シリコンバレー)
役割: 事業企画開発、コンサルタント、コンサル営業、契約、運用支援
規模: 8年間累計で50社と契約、サービス提供経験あり