ビッグデータやAIを活用した新規事業開発についてお話しできます
▪️具体的な経験の内容
国内大手システムインテグレーター企業おいて、機械学習(いわゆる人工知能・AI)を用いたシステム開発・事業開発に従事しています。研究開発から実業務における応用まで幅広く経験しております。特に後者においては、データサイエンティストとして様々なビジネス領域 (広告・メディア・自動車・鉄道・農業・化学・製造業など) のクライアントに対して、新システムや新事業の提案活動を行ってきました(現在は一領域に特化して活動しております)。その中で、
・顧客ニーズの把握とそれに対するシステム案の立案
・適切な技術の選定
・データ分析の実施とシステムへの落とし込み
・システムのプロトタイピング
などを経験しました。データや人工知能を活用して「新しいビジネスを始めたい」「業務を改善したい」といった課題に対して、プロジェクトをどのように進めるべきかのアドバイスができます。
▪️そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
「ユーザーにとっての価値が高いシステムをいかに生み出すか」というのが大きな課題でした。
特にビッグデータや人工知能がバズワード的に盛り上がった時期においては「社内にあるデータをどうにか活用したい」という「データ起点」の要望をクライアントから多く頂きました。しかし、このアプローチではデータ分析を行うこと自体がプロジェクトの目的となってしまうことが多く、得られた結果をうまくシステム化できないケースが多くありました。
ユーザーにとって価値の高いシステムを作るには、
1. ユーザーのニーズ・ペインを正しく理解する
2. それを解決できる技術を選定する
3. システムを構築する
というステップを踏むのが本来のアプローチであり、データ分析はそのシステムの機能を高めるための補助手段として実施するべきです。1. のステップにおいては、表面的なヒアリングだけではなく、行動観察などにもとづいてユーザーの”隠れた”ニーズやペインを明らかにすることが重要だと考えます。また数年先・十数年先に柱となるような事業を立ち上げようとする場合には、技術・社会のトレンドを精度よく予測することも重要です。2. においては、1. で明らかになったニーズ・ペインによっては、データ分析を活用しないケースもあります(データを活用するまでもない場合、などです)。
こういったことを、私が担当するプロジェクトでは徹底しました。
■その他
地域: 東京
役割: データ分析コアエンジン開発、データ分析による価値創造戦略の立案、システム開発
規模: 新規事業の立ち上げ(アイディエーション・ニーズ探索・技術選定)