2000℃を超えるカーボン加熱炉で加圧・真空および腐食雰囲気で使える加熱炉の開発・設計・量産導入の経験があります。

  • 金属(合金鉄)
  • 研究開発

経験内容

具体的な経験の内容

 光ファイバーでは、石英ガラスを溶融して紡糸する線引工程があり、線引は2,000℃を超える温度(2,300℃程度)に加熱するプロセスです。この工程で光ファイバーの5つの特性が決まります。また、線引する前のガラス母材を作る工程には、カラス化という工程があり、ガラス微粒子を焼結するプロセスがありますが、塩素ガスをキャリアガスと一緒に供給し、1,200℃程度に加熱しゾーンヒーティングを行い気泡のない石英ガラス(プリフォームと呼びます)を作る工程があります。このほかにもプリフォームを伸ばす延伸プロセスもあり、それらにはカーボンヒータが使われています。
光ファイバーメーカは、光ファイバーの特性・品質や歩留まりを向上させるために各社が独自の装置を自社開発しています。私は、古河電工で光ファイバーの量産用のカーボン加熱炉の開発の全てに係りました。そして古河電工にしかない特赦な加熱炉を開発した経験と技術を有しています。
炉の評価方法も、半導体装置の気密・耐圧試験の方法を導入して、独自の検査基準を作り、設計基準としました。

実績や成果

 古河電工の線引炉は私の設計した加熱炉が使われています。ガラス化炉は私が設計した特殊な炉が使われています。線引炉は海外の子会社にも導入されており、光ファイバーの高品質化、低コスト化に貢献していると確信しています。

そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか

炉の開発では当初は、溶接部からの水漏れで苦労しました。溶接の方法を変える設計と冷却するの管理で解決しました。炉の大型化に伴いカーボンヒータの劣化、変形が発生しました。カーボンヒータの設計手法、固定方法を工夫して解決しました。
光ファイバーの5つの特性改善に取り組む中で、炉の各部の温度分布、変動と特性の関係をプリフォームの温度解析手法を使って解明し、独自の線引炉の設計思想を確立しました。

業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無

 ある程度あります。

関連する論文やブログ等があればURL

 光ファイバの特許は100件以上出願しています。炉に関する特許も10件以上出願しています。

お役にたてそうと思うご相談分野

 高温で真空あるいは加圧して処理をするプロセス、例えば、カーボン繊維の製造。
 塩素ガスや可燃性ガスを使う加熱炉(化合物半導体のエピタキシャル装置を開発した経験があります)を使う分野は密閉性の高い炉が必要です。装置の気密性も要求される分野でお役に立てると考えています。

地域

千葉県・三重県

役割

加熱炉の開発・設計・量産立ち上げの担当およびマネージメント

規模

4,0000

期間
1988年 〜 2009年頃
関連する職歴
  • 古河電気工業株式会社 センター長

氏名・職歴の開示について

氏名:(開示前)

テスコム電機株式会社 / 副本部長

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自己紹介

電線業界で33年コーポレートの生産技術の開発に従事してきました。世の中にない生産方法や装置の開発を行ってきました。研究開発された製品や生産方法を量産化するために、量産に適した方法を創造したり、スケールアップにより発生する新たな課題を研究開発して解決し、量産装置にノウハウを仕込んで量産できるところまで行う業務を行って来ました。
子会社に取締役、技術担当の執行役員として赴任し10年間赤字が続いていた会社を再建し、営業利益が10%を超える会社にした経験があります。私は製造現場の生産性の向上に取り組み、原価低減、設備能力の向上(生産性2倍)を主に担当しました。
子会社に赴任3年目で再建のめどが立ちましたので3年目から4年間、新規事業の開発を重点に行いました。プローブピンの事業から半導体のLSIパッケージや回路基板の検査治具(プローブ検査)の事業、フレキシブルフラットケーブルに事業からLED照明機器事業、ヒータ線の事業からヒータ商品の事業の展開を考えました。全く新規な事業としてパワー用の両面基板の事業化に着手しました。市場の調査し事業構想・戦略を練って既存メーカに勝てるしなりをを創造し、試作検討を行いターゲット顧客を訪問して戦略の妥当性、開発目標を確認しながら、子会社にとって新規の分野の事業開発を行いました。開発の方針として、製品の性能・品質と価格の両方で先行メーカに勝つことを考えました。そのために、製品の新規性と独自の製造方法の開発を並行して行いました。
 最後の2年間は理美容家電メーカに転職し、3件の慢性的な重大クレーム(ユーザに怪我やユーザの財産に影響を与えるクレーム)の抜本的な解決に取り組み、組織横断的な活動で解決しました。
専門分野は、流体工学、伝熱工学ですが。要素技術としては、コーティング技術、金属接合技術、樹脂金属接合技術(実装基板用途)、レーザ加工技術、1000℃を超える高温炉設計技術があります。
私の組織は、どのようにアプローチしたら良いかわからないテーマの依頼を受ける部門でしたので、抱えている問題をどのように解決したら良いか悩まれている方もお気軽に相談ください。できる範囲となりますが誠心誠意をもってご対応させていただきます。

職歴

  • テスコム電機株式会社 /副本部長

    2017/7 2019/4

  • 東京特殊電線株式会社 /取締役兼執行役員

    2010/5 2016/6

  • 古河電気工業株式会社 /センター長

    2004/4 2009/5

他の経験