食材(農業畜産業水産業)販路開拓(外食向け)について話せます
外食産業から、農業に転職したため、食の川上から川下への流れを理解していますので、場面に応じて、アドバイスさせて頂くことができます。
輸出に向けても、以前貿易の業務を行っていましたので、海外販路の現状の問題点をお伝えすることはできます。
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 2014年からです。
どちらでご経験されましたか?: 会社を立ち上げてから、熊本のクレソンの生産拠点を設け、熊本市、福岡市、東京都を中心に販路開拓を行ってきました。もともと外食産業で働いていたため、クレソンの食材の食べ方、特に高めの利益が出るメニュー開発をレストランのシェフと一緒に考えるというスタイルの営業を行ってきました。
また、以前上海で和食レストランを立ち上げた経験から、農産品(特に加工品)の輸出の現地調査も行っております。2016年は台北とシアトルに、熊本の有機農法のゴボウ茶と無農薬果実を使用した乾燥フルーツ(レモン、柿)を農家さんの思いを込めて、売り始めました。
その時どのような立場や役割でしたか?: 私自身、法人の代表者として、営業交渉を行っております。特に、料理人の方には、クレソンの生産者かつ決裁者として、話していただいておりますので、価格や出荷のタイムテーブルなど、即決できます。そのようなスピーディーな対応から、熊本の田舎の農家が販路を広げることができた結果だと思います。
この分野は今後どうなると思いますか?: 現在農業は成長分野として注目されておりますが、実際には買い手(出口)が見つからないままに、生産を開始し、それを売るところまでマンパワーが回らず、撤退されている方が、多く見受けられます。外食産業や食品メーカーが自らの仕入れとして、農業に参入されても、結局他から仕入れた方が、安くあがるというケースも見受けられます。
今後の農業は、最終的な売り先を確保しつつ、市場とコミュニケーションを取りながら、生産計画を立てていくという思考が必要だと考えます。その手段のひとつとして、レストラン等と契約して、料理人が趣向する農産物を生産していく方法をおすすめしています。
地域: 熊本県
役割: 事業責任者
規模: 小規模
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職歴
一般社団法人日本クレソン協会
- 代表理事 2020/6 - 現在
Cresson llc
- President, Founder 2014/11 - 2019/12