被災地での農業復興についてお話しできます
■ 具体的な経験の内容
2017年7月5日、当時、気象観測史上最大級の集中豪雨が福岡県朝倉市を襲い、甚大な災害となった。山間部の土砂崩れや川の氾濫の影響で農地には大量の土砂が流入した。土砂出しには多大な時間を要するが、高齢化の農業においては致命的である。そのような環境の中で逆転の発想として、土砂出しをせずに農業の復興を始めたのが『島らっきょうプロジェクト』である。雨でドロドロ、晴天でガチガチになる砂漠化した土壌では、当初、実現性のないプロジェクトだと揶揄された。しかし、半年後には一面が島らっきょうとなった。しかし、2年連続の洪水で大半の島らっきょうを失い、現在、農地を別の場所に変更し再スタート中。
■ 実績や成果
・栽培した農地:3,000坪
・ボランティア、協力者数:2,000人以上
・メディア:農林水産省公式SNS、日本農業新聞、NHKテレビ、NHKラジオ、地元テレビ局のドキュメンタリー等
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
・土砂出し:土砂出しをしなかった
・人員:ボランティア
・栽培トラブル:その都度、試行錯誤で対応。当時は絶望に陥ることも何度もあったが、結果的に解決できた。
・農具:既存のトラクターと100円ショップで自作した農具
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
・島らっきょうは生産量が少ない。結果、規格が存在せず、新しい食べ方の提案が通りやすかった。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
島らっきょうプロジェクト
https://srpjfun.wordpress.com
■ お役にたてそうと思うご相談分野
土砂が流入した農地、耕作放棄地等での農業の再開
■その他
地域: 九州及び、九州近辺
役割: 農業復興の立案 / 栽培 / 販売
規模: ボランティア、協力者含め、2,ooo名以上