中国、台湾、マレーシア、シンガポール、その他東南アジア諸国、ドバイ、ドイツにおける調達、販売、合弁事業についてお話できます
中国、台湾、マレーシア、シンガポール、その他東南アジア諸国、ドバイ、ドイツで、
公共インフラ機器の調達、販売、合弁事業を手掛けており、述べ18年間に渡り、現地に根を張ってビジネスを展開しております。また、経験則を活かしたセミナー・講演を隔月で実施し、日本の中小企業向けに海外事業の啓蒙活動を手掛けております。
特に中小企業のグローバル化の相談を受けることは可能です。
なお、講演テーマは、以下のような内容です。
第Ⅰ部 波乱万丈な古閑涼二氏の自己紹介
・古閑涼二氏のパワフルな職歴
・ゼロから作った、宇拓司貿易(上海)有限公司(UTS)
第Ⅱ部 中国事業を通じたグローバル化
・地方企業の苦悩 ヒト無し、モノ無し、カネ無し、知名度無し
・重要課題:ヒト集めと組織化
1.ヒト集めのキモ
・社員ゼロから業績を伸ばし続けている
古閑氏の採用ノウハウ2本柱
1)一本釣り
2)3次面接
2.ホンモノの経営理念をつくる!
・古閑氏の基本理念『個人の成長の上に会社の成長がある』
・経営理念を作るのは、経営者の最重要業務
・中国人ゆえの組織運営の苦悩
⇒孫文曰く「我が民族は散沙(バラバラの砂)である
・バラバラの砂に必要なもの=求心力
・企業における求心力は?⇒経営理念と個人の欲求
・経営理念の3つの要素
1)何のためにこの会社に集まるのか?
2)何を目指すのか?
3)どうやってそれを目指すのか?
・UTSの経営理念
・中国人社員の欲求を知ると・・・
・入社時&毎年1回社員に書かせる「個人の夢・目標シート」
・彼らの夢 / 会社への期待をまとめてわかったこと
⇒成長志向と豊かさへの渇望
・中国人社員の欲求を満たしながら、会社が発展する方法
3.UTSのアメとムチ戦略
・知名度のない中小企業に良い人材を集める方法
・温かい制度と高いレベルの仕事を要求する制度
【アメ1】大企業並みの給与水準と透明な昇給基準
【アメ2】完全週休二日制。中国カレンダーより多い休日
【アメ3】会社のお金で社員全員日本で研修
【アメ4】年1回、観光地での旅行を兼ねた合宿研修
【アメ5】毎月実施 社員の誕生会
【アメ6】言語習得(英語/日本語)支援と
試験費用会社負担
【アメ7】長期休暇前の商品券特別プレゼント
【アメ8】スマートホン購入支援金
【ムチ1】朝礼での1日の行動計画共有と
仕事が終わるまで帰らせない制度
【ムチ2】給与査定にも組み込まれている清掃活動
【ムチ3】頭も心もクタクタになる会議、検討会、合宿
【ムチ4】無断遅刻3回でクビ
【ムチ5】責任と仕事を明確にする個人目標管理
第Ⅲ部 中国版 グローバル化のキモ
1.郷に入れば郷に従え
・3流経営者のセリフ
「日本だったら○○なのに…」を捨てませんか?
2.言語を学べ
・言語を学ぶこと=文化を学ぶこと
・最低でも、社員の言っていることがわかり、
カタコトで話せるレベルに!
3.『老板(Boss)』を演じよ
・現地社員が誇りを持てる立ち振る舞い
・中国人が理想とするリーダー像
・金持ち=Good
【私の失敗1】「お金がないから、買わないよー」と言う。
【私の失敗2】相手の目の前で本社に確認電話
・上司に乗ってほしい車。高級車?経済的な車?
・社員だけじゃない。協力会社にも注意を!
4.人事権を掌握せよ
・給与の決定権を持たない人の指示は聞かない。
・採用/解雇の決定権も、半分マネージャーにも持たせる。
5.『一家人』感を与えよ
・中国人が必ず持っている夢
「豊かになって家を買い、田舎の家族を呼びたい」
・勉強頑張って、難関大学に入った理由「親が喜ぶから」
・家族が大事。それ以外はどうなってもいい。
・そう簡単に会社が家族にはなれない。
だから「私たちは、一家人だから!」と言い続ける
第Ⅳ部 日本のグローバル化はなぜ必要か?
・グローバル人材を定義する
・個の力の重要性
・個の力=事故の付加価値
⇒明日、会社がなくなっても生きていけますか?
・グローバル人材5つの要素
・あなたがグローバル人材になるべき理由
・「相対化」する癖をつけよう
・自分のことをまあまあ金持ちと思っていませんか?
・中国/インドの時代再来
・日本で確実に起こる未来
・日本市場の急激縮小とアジア諸国の発展
その環境でできること
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 1999年〜現在(2015年)
どちらでご経験されましたか?: 信号電材株式会社:海外事業部長
UTS上海(信号電材株式会社上海法人):取締役社長
UTS台湾:副社長
室町ケミカル株式会社上海法人:取締役
SD.Hessライティング株式会社(日独合弁):監査役
その時どのような立場や役割でしたか?: 現地での決裁権限は保有