タイ国における企業進出・会社/工場運営・営業活動・駐在員生活と業務支援についてお話できます
在タイ21年目、現地製造業工場への駐在員を皮切りに、日系ローカル出版会社に勤務の後、独立し、現在は、企業製造業の工場での業務サポート、駐在員が力を発揮できるようにサポート業務、日本で製造されている製品の現地生産手配および販売会社設立と運営サポート、建築・設備据え付け・IT関連・工場設備などの販売代理店などを主にしています。
タイの製造業は、自動車メーカーや大手電機メーカーを中心に、幅広い分野への進出がなされ、アジアの他国には見られない製造業サプライチェーンができあがっています。一時期の円高局面では、日本からタイへの現地調達化が推進されましたが、昨今では、グローバル調達の範囲が広がり、タイ工場から海外拠点に輸出するケースも多く見られます。サプライヤーが多種多様に揃っているタイならではのビジネスかと思います。
それらを見据えた、企業進出はもちろん、進出後の会社運営についても、アドバイスさせて頂きます。
また、社内で選ばれ赴任した駐在員の方が、現地で持てる力を発揮できるよう、コーチングやアドバジングもさせて頂いております(特に、数名の赴任者の会社の場合、社内で話せない、相談できないことなども、お聴きして、アドバイスや問題解決のお手伝いをさせて頂いております)。
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: ・硝子製造会社の駐在員として赴任(1998年)し、現地製造工場にて技術アドバイザーとして勤務。
・バンコクの日本語情報誌出版社にて、編集、出版、営業、デザインなどを経験。
・独立し、出版社を経営後、企業コンサルを主業務に。
・飲食店コンプレックスの立上げ業務支援(2010年~11年、シェフ赴任サポート、仕入などビジネススキームの組立支援)
・自動車用部品造業会社のタイ進出支援(2011年会社設立・2012年操業。タイ進出モデルの提案、工場用地提案、工場設備設置、従業員採用、経理業務、BOI取得、営業支援、駐在員赴任および生活支援、VISAおよび労働許可証取得支援、工場運営支援、ISO9001取得支援など)
・精密製造機器部品加工組立会社の業務支援および駐在員サポート(2014年。タイ人スタッフとのコミュニケーションのサポート、品質向上活動の提案、駐在員生活サポート)
・自動車用部品製造会社の立上げ支援(2013年~。現地法人の立上げ、BOI取得、工場運営のサポート、駐在員・出張者のサポート)
・日本製造製品の現地製造手配と会社設立および運営サポート(2015年~。現地製造工場の提案、製造管理、会社設立、オフィス提案、経理業務、運営サポート)
・コーチングを学び、最近では数陽術(Tahmiology)を使った人生指針のアドバイザーをさせて頂いております。
どちらでご経験されましたか?: 旭硝子株式会社
タイ旭硝子株式会社 THAI ASAHI GLASS CO., LTD. AGC FLAT GLASS (THAILAND) CO., LTD.
DATA & COMMUNIQUE CO., LTD.
SAKURAI MFG (THAILAND) CO., LTD.
SALESREP INTER CO., LTD.
その時どのような立場や役割でしたか?: 基本的には、業務パートナー(タイ人課長)、駐在員の方、あるいは本社社長と相談の上、決裁をすることにしております。しかしながら、裁量範囲において、自らが判断のできるものは、決裁しています。
一番誇りに思う成果はなんでしたか?: ・建築用ガラスの製造現場の主任の時に、技術的に難しい製造品目の製造を行い、クライアントの要望通りに納められたこと。
・GE子会社のプラスチックシート製造会社へ出向していた時に、6SIGMA活動の導入を行ったこと。
・出版社勤務の時に、経験のないクリエイティブ業務にトライして、クライアントに喜んでいただけたこと。
・製造工場の立上げを行い、駐在員の方の力を存分に発揮してもらい、BOI、ISO取得など立上げが成功したこと。
・自らの会社を経営し、10年以上継続できていること。
一番の課題はなんでしたか?また、その課題をどう乗り越えましたか?: <タイ語の壁>
・スタッフとのコミュニケーションは、英語ですれば良かった時も、生きたデータを取るには、タイ語が必要でした。
⇒会社の制度も活用し、タイ語の習得に励みました。おかげで、事務スタッフから製造結果や問題点などをきくことができるようになりました。
<文化の壁>
・生まれも、育ってきた環境も違う、タイ人のスタッフと、文化や考え方が違っていることに頭を悩ませました。
⇒ここは、タイ。タイで働かせてもらっているという考え方に変えて、より感謝の気持ちを持って仕事をすることで、自然と理解し合うことができました。
どんな人にアドバイスを提供したいですか?: <駐在員の方で、仕事や家庭の悩みをお持ちの方>
・ストレス耐性の閾値(病気になるストレスレベル)は、日本にいる時よりも、海外にくると低くなると言われています。したがって、日本と同じストレスがかかっていても、海外にいると病気が発症しやすいということです。
・社内では、なかなか相談できない仕事や家庭の悩みも、社外のアドバイザーには、話しやすいモノ。コーチング的な応対で、クライアント様が話をするだけでも、ストレスが解消され、さらには、ご自身で前向きな結論を出されることもあります。
<海外進出を考えている社長様、海外事業の推進者の方>
・さまざまなソースから情報を入手し、事業化を推進する任を追っていらっしゃる方に、現地で実際に運用しているアイデアをアドバイスさせて頂きます。
<現地で頑張りたいと思っている方>
・駐在員だけでなく、現地で頑張ろうと思っていらっしゃる方に、生きる道探しをサポートするコーチとしてアドバイスさせていただきます。
この分野は今後どうなると思いますか?: 中小企業の海外進出は、今後もなくならないと考えます。社長様のユニークな事業計画を実現するために、アジア、アメリカ、中東、アフリカ……世界に日本の製造業が進出することでしょう。
ただ、それはタイではないかもしれません。海外進出経験のない、あるいは少ない会社様が、事業スタートするには、大きなリスクを伴うことになるかもしれません。
私の考える企業の初海外進出の掟3箇条は、
1.社長様がその国を好きであること(嫌いであれば、その国に足が向きません)
2.駐在員が仕事の力を発揮できる環境が整えられること(仕事以外に気を使うと業績が出せません)
3.どなたかのコネクションがあること(日本人でも現地の方でも結構です、どなたか相談できる方がいること)
です。
タイは、上記の1、2が比較的容易にクリアできる国だと思いますし、まだまだ、インフラ整備により、周辺国を巻き込んだ経済圏の中心になると考えます。
謝礼金額の根拠はなんですか?: 当社では、月間での会社訪問のご契約で35000バーツ~を頂いております。基本的に毎週1時間程度の訪問とメールや電話での相談、その他のサポートをさせて頂いております。一回の訪問で9000バーツ≒32000円程度となりますが、今回は、皆様へのお役に立てるよう謝礼金額を設定させて頂いております。
地域: タイ、バンコク、シラチャー
役割: マネジメント、製造現場管理、営業、製造技術、広告、WEB、ITシステム
規模: グループ10000人~5人