人工知能を活用した新規事業の立案と実装・収益化。既存事業の効率化
■ 具体的な経験の内容
IT担当、戦略・企画部の担当者が、必ずしもご自身の専門領域でないAI活用の検討を命じられる方が増えています。社内に先端的な知見がある担当者もおらず、お困りのことが多いようです。旧来の総合電機メーカー、通信会社、その母体など、人工知能の専門のはずの担当者に話を聞いても、画像認識やクラウドなど、もともと売るものがあった上での相談なので、企業にとっての選択肢を広げるリソースたりえず、頼れるものがない状態でお声をおかけ頂くことがほとんどです。
そうした背景の中で、マネジメント層のAIについての正しい知識を獲得頂く支援をまず行い (講演・研修)、その上で各社の事業課題を踏まえた上で、どのような人工知能テーマがありうるか、またその期待成果、実現可能性、必要投資額などの全体感を作ります。
その中で、今の課題解決には必ずしもAIが最適でない場合は、違う解決策の導入を支援します。
AIを活用する場合には、どのような取り組み方が望ましいかワークグループを作って検討し、実装からマネタイズまで長期的に支援してきました。
■ 実績や成果
医療領域の画像診断、生体データの解析、インターネット上のデータの自動収集と示唆、IoTデータの収集・解析の自動化、POSデータの解析とストアオペレーションの最適化、飛行中のドローンの判断自動化など、多くの領域でAIを活用した新規事業を支援してきました。
必ずしも解決策にAIが活用されるものだけを支援してきたわけではありません。むしろ、AI化を検討する中で、単にデータをそろえるだけで経営層への示唆が出せるものや、ごく簡単なITの仕組みの実装ができることが分かり、元々の課題が解決できる割合のほうがはるかに多いのが私の経験の中での実情です。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
課題は担当者自身でなく、取り組みの座組を作るマネジメント層にあることが多く、AIについての正しい知識の欠如がしばしば最大の障害になります。
それによってIT担当者や戦略の責任者が無駄な活動をさせられることが少なくありません。
そのため、マネジメント層のAIについてのリテラシーを高める活動を必ず行います。(具体的には講演や研修、複数回のワークショップ、ステアリングコミッティの組成による定期的なレポートなど)
その後の事業立ち上げフェーズ、実装フェーズでは、どのような課題の乗り越え方をするかは千差万別ですが、
クライントチームを組成し、データを活用した事業立ち上げのトレーニング、課題解決の定石的なアプローチの教授を行いながら実際のシステム構築・アルゴリズム開発まで行います。
AIで利用するデータ収集については顧客企業が担当しますが、場合によってはそのデータの収集・クリーニング・保管まで支援します。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
データの活用については拙著『機械脳の時代』(ダイヤモンド社)
課題解決の定石的なアプローチについては、ビジネス・ブレークスルー大学のオンライン講座「新 問題解決必須スキルコース」で扱う内容が参考になります。
日本データサイエンス研究所については jdsc.or.jpを御覧ください。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
「人工知能を活用した新規事業を立案してほしい / 事業での活用プランを立案してほしい」と依頼された方が
まずはじめに取り組み方の全体像を把握したい時
(なお、私が所属する各組織における成果物の知的所有権は各組織が有しています。
また、当然のことながら、各組織の機密はお話ししません。そうした目的だと判明された場合は、ヒアリング中であってもその時点で中断した上、お申込み頂いた時間全ての分のフルチャージをお支払い頂きますのでご了承下さい。)
■その他
地域: 東京、中国、韓国、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、アメリカ
役割: 代表として、新規事業立案・既存事業におけるAI活用を支援
規模: 国内上場企業、業界大手、病院、医療学会、多国籍企業。資金調達後のスタートアップ(一部)