救急医療と産業医で働く人を守るについて話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
私は「独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院」で救急科医長として勤務しながら、産業医・労働衛生コンサルタントとしても活動しています。病院では、救急外来や集中治療における重症患者の診療、地域の救急搬送体制や災害医療への対応を担い、チームの統括や研修医の教育にも携わっています。救急医療は一刻を争う判断が求められる現場であり、常に「命を守る最前線」で働いています。

一方で、産業医・労働衛生コンサルタントとしては、企業や事業所で働く人々の健康を支える業務を行っています。定期健康診断の結果に基づいた事後措置、過重労働やメンタル不調に関する面談、職場巡視によるリスク評価、労働安全衛生委員会での助言、さらには復職支援や両立支援の対応も重要な役割です。また、労働衛生コンサルタントとして、職場の労働環境改善やリスクアセスメント、健康経営の推進にも関わり、企業全体の安全文化を高める支援をしています。

救急医療と産業保健は一見別の分野に見えますが、私にとっては「命と健康を守る」という点で一貫しています。急性期医療で得た経験を職場の安全対策に生かし、逆に産業医活動で得た知見を救急現場での労災対応に還元するなど、相互に補完しながら取り組んでいます。これにより、臨床現場と働く現場の両方から、より広い視点で人々の健康と安全を守ることを目指しています。

■話せること
救急医療の現場で多くの重症患者を診療してきた経験から、命に直結する判断やチーム医療の重要性についてお話しできます。心肺停止や重症外傷といった一刻を争うケースでは、限られた時間と資源の中で最善の決断をする力が求められます。その過程で学んだ「冷静な判断」「多職種連携」「現場力の鍛え方」は、医療に限らず危機管理や組織運営にも応用できるものです。

また、産業医としては働く人の健康管理やメンタルヘルス支援に携わってきました。特に過重労働による健康リスクの低減、休職から復職に至る両立支援、職場環境改善の実例などは具体的に共有できます。例えば、長時間労働が常態化していた事業所で勤務状況の見える化と定期的な個別面談を組み合わせることで、過労による体調不良者の減少につなげた経験があります。

労働衛生コンサルタントとしては、リスクアセスメントや安全衛生委員会での助言を通じて、現場で実効性のある対策を一緒に考えてきました。例えば、暑熱環境下での作業が多い企業においては、WBGTを用いた作業管理と教育を導入し、熱中症発症件数をゼロに抑えられた事例があります。また、腰痛やメンタル不調といった職業性健康障害についても、エビデンスに基づいた改善策を提案してきました。

このように私は、救急医療の「命を守る視点」と産業保健の「働く人を支える視点」を両立させながら、臨床と職場の両面で健康と安全を守る取り組みを続けています。医療者、企業担当者、働く個人の立場に合わせて、実際に役立つ知識や実践的な工夫をお伝えすることができます。

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