核融合炉の特徴、および開発の現状について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
核融合炉心プラズマにおける高エネルギー粒子およびガンマ線の輸送挙動およびその計測理論の研究で学位を取得後、電力中央研究所で原子力発電所のリスク解析に従事した。その後、核融合研究業界に復帰し、東京大学にてトカマク型核融合炉のシステム設計研究に着手した。さらにその後、日本原子力研究開発機構にて、福島第一原発事故を契機にして、原子力業界での安全研究の経験と核融合炉設計研究の経験を融合させ、トカマク型核融合炉の事故時安全研究に着手した。そこから一貫して核融合炉の安全研究に取り組んでいる。
量子科学技術研究開発機構や釧路高専では、トカマク型核融合炉のみならず加速器駆動中性子源の安全研究や液体金属の熱流動研究も行った。
2021年頃から核融合スタートアップが国内で数社立ち上がった。現所属のHelical Fusionもそのひとつである。当社CTO宮澤とは、所属機関は異なるものの、日本原子力研究開発機構時代から定期的に議論をする研究仲間であった。宮澤の呼びかけを受け取り、2023年8月に当社に参画した。

■話せること
1. 種々の核融合炉方式の特徴について話すことができる。ひとえに「核融合炉」といっても様々な方式がある。大まかには「磁場閉じ込め方式」や「レーザー閉じ込め方式」などに分類されるが、「磁場閉じ込め方式」のなかでも「トカマク型」や「ヘリカル型」などの小分類がある。このような種々の核融合方式の違いは、特にビジネスパーソンの間ではあまり理解されていないように見受けられる。当方は様々な核融合炉の特徴、違い、長所短所について説明できる。
2. 核融合炉の安全性についても話すことができる。核融合炉の安全に関わる要素研究に長年従事する方は多いが、核融合炉システム全体の安全性を知る者は、日本ではほとんど見受けられない。当方は核融合炉システム全体の安全研究に約15年従事してきた。万が一の事故が起こった際の事故進展シナリオ、環境影響、考えられる事故の原因について話すことができる。

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職歴

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