ＩＴ業界における社員教育についてお話できます

■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか？: 1985年頃から８年ほど。連続ではなく断続的に。
最後の２年は教育専門部署にて社内教育の講師をしておりました。
どちらでご経験されましたか？: 当時の在籍者はおよそ１０００名。すべてＩＴエンジニアです。彼らに対して、５日間の教育を月３回ほど実施していました。１回あたりの人数は２０名前後。教育内容はＯＳ、データベースを実際の機材にインストールさせて、基本的な使い方を憶えてもらい、それぞれの担当する客先のサポートをさせることでした。
その時どのような立場や役割でしたか？: ５日間すべての教育をまとめる立場でした。それぞれ専門分野の講師を依頼し、受講希望者に配布する教材のとりまとめを行っておりました。前回教育を受けた者の中から何人か選抜し、副講師として、教える立場からどう見えるかも経験させました。また、持ち帰ったそれぞれの部署で、どう活用できたかという経験談も話させました。
一番誇りに思う成果はなんでしたか？: 会社全体のパソコン利用上で、ネット環境の変更に大きく寄与できたと考えています。というのも、インターネットの黎明期でいくつも出ていたＯＳの中から現在の主流となったものに、いち早く乗り換えるための共通認識の醸成に成功したからです。
一番の課題はなんでしたか？また、その課題をどう乗り越えましたか？: 新しいものでしたので、ろくな教材がなく、全て手探りでした。幸いにも技術部門の協力を得て、最初の教材は作れました。しかし、その後も目まぐるしく変化があり、改定に次ぐ改定で、毎日教材を手直ししていることが続きました。結局、国立大学の講師をしている人をメンバーとして増やしてもらうことで、見直しを抜本的に行い解決はしました。
どんな人にアドバイスを提供したいですか？: 教育に携わっている人に、従来の集合教育をより効果的なモノに変えるアドバイスをしたいです。
謝礼金額の根拠はなんですか？: 従来のやり方をどう変えるかを中心にお話しします。デモンストレーションの必要があり、機材は安くありません。一度お話をすれば、ご納得いただけると思います。