EVモータ関連巻線工程について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
大気汚染、資源枯渇など環境負荷低減や温暖化防止とし てのCO2排出量削減の環境問題にともなう、パリ協定採択などの規制が制定されています。
 この規制基準をクリアするため、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグ インハイブリッド自動車(PHEV)、電気自動車(EV)など の電動車が急速に増加してきており、今後も増加傾向が、 さらに加速していくと想定されます。電動車普及のためには、動力性能向上、低燃費化、低コスト化が求められ、主機モータでは、高トルク化、高効率化、組み付け簡素化等の技術開発が進められています。
電気自動車(EV)で使われる主機モータは、今後、小型軽量化、動力性能向上、低燃費化、低コスト化の観点から、平角線(特にポリイミド被覆線)を使用したモータとなっていくであろうという話です。

■話せること
EVの主機モータでは、各種モータ方式が採用されていますが、重量あたりのトルク[Nm/kg]を指標とすると、同じカーメーカーのモータでは、小型軽量化が進んでおり、特に平角線(ポリイミド被覆線)を使用したモータで向上している傾向がみられます。

 主機モータのコイルに着目すると、従来は断面が丸形状の丸線を使用した分布巻方式、あるいは断面が角形状の平角線を用いた集中巻方式が主流でしたが、最近は平角線分布巻方式へと進化してきています。分布巻モータの短所であるコイルエンドの高さが、集中巻モータに比べて高くなってしまう点については、所定のセグメントに分割された平角線を、鉄心コアに挿入後、端部を溶接(ヘアピン溶接)して組み付けることで、コイルエンドの高さを集中巻モータと同じレベルまで低減しています。また、平角線を使用することで占積率も大幅に改善されており(占積率20%程度向上)、小型化、銅線使用量低減による軽量化と損失(銅損)低減がなされています。

このような状況の中、関連する巻線工程の状況について説明いたします。

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氏名:開示前

自動車部品業界の最大手である(株)デンソーで生産技術職を長年(40年以上)経験してきており、Q(品質)C(コスト)D(対応納期)を最善の形にするための管理手法、専門技術、経験知をベースに置き、独立後の生産技術コンサルタント(6年目)としても、様々な製造技術、ニッチ技術に接する機会も多く(名古屋産業振興公社にも所属し、名古屋市内製造業各社に対する企業技術・販路マッチィングコーディネーター(技術)を経験)、蓄積した知見も多数ある。各企業へのQCD改善支援はもとより、特に企業の将来像の在り方に対する技術的側面の支援に関心があり、販路開拓や、DX化推進、SDGs推進などに貢献できると思います。


職歴

職歴:開示前


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