肥料、病害虫防除、種苗業界の技術動向と持続的農業について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
・1982年、住友化学株式会社に入社、生物科学研究所で植物バイオテクノロジー分野の研究に従事。住友化学の工場が立地する青森県特産の特産物であるニンニクのウイルスフリー優良種苗生産研究を担当し、優良系統を選抜、品種登録した。優良種苗生産事業は現在も青森県向けにこの種苗生産事業は継続されている。
また、青森県のニンニク品種に適する一発肥料(全量元肥施用の肥料)の設計・上市に関わった。
・2000年、住友化学農業化学品研究所肥料研究チームに異動。各種野菜・水稲品種に適する一発肥料の開発と自社圃場や現地圃場での肥効確認研究に従事。種々の肥料を設計し、例えばナガイモ用には、新たに開発した被覆カリを配合して芋の肥大を向上させる肥料を開発。一方、水稲では「コシヒカリ」の倒伏(収穫時に風雨により倒れること:減収と品質低下の原因)を軽減する、倒伏軽減剤入り一発肥料「楽一」シリーズの開発などにも従事。
2005年には住友化学アグロ事業部に異動し、事業部の立場でこれらの開発普及に継続して従事。施肥コスト低減に資する商品設計という観点からの肥料原料の選定を含めた肥料開発普及を行う。
・2011年、住友化学アグロ事業部営業部に異動、トマト、イチゴ、キャベツなどを生産
する農業法人「住化ファーム」の運営業務に従事。実際のところ企業の経営する農業法人には種々の課題があるが、主に生産管理面から安定生産による収益改善に取り組む。
・2016年、コメ事業推進部に異動。自社が保有する水稲品種(種子)の普及業務に従事。すなわち、多収性の自社品種を用いて高収量を目指すための最適な肥料の設計と現地肥効確認、普及に取り組み、地域毎の肥料銘柄と施肥量の最適化の業務に従事した。2016年9月、定年後再雇用後に2021年まで上記業務に従事。

■話せること
・研究所勤務時の経験から、遺伝子組み換え技術を含めた品種開発の技術動向と可能性について。
・肥料関係の研究と事業部における営業・普及業務経験から、化学肥料および堆肥等のリサイクル肥料の効果、製造コスト、関連して持続的農業に寄与する施肥方法や栽培技術の動向、可能性、および肥料流通に関わる農協や卸などの業界構造、流通事情について。
・農薬を主体とする営業部勤務経験から、日本と世界のマクロな農薬業界動向と農薬の流通事情について。また、自社農場運営経験から農作物の従来の栽培管理技術、及びスマート農業の技術動向と可能性等について。
・水稲自社品種の普及業務経験および上記経験から、日本の農業動向、例えば高齢化問題や大規模化の進展状況、コメや野菜の、主に上流における流通事情について。

■その他
・2015年発行の「人を健康にする施肥」(日本語訳監修者:渡辺和彦、発売:農山漁村文化協会)の一部和訳を担当。科学的な施肥、すなわち作物が必要とする栄養素(肥料)を必要な時期に必要量施用することが基本と認識している。一方で肥料の現地普及において、その効果が気象や土壌条件に大きく影響されることを実感。現場で問題が生じた場合、このことを踏まえた現象の解析と対策が必要と考えている。

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氏名:開示前

総合化学メーカーのアグロ事業(農薬・肥料等)部門の研究所および本社事業部に1982年から2021年まで在籍。在職中、主業である農薬を補完する立場で新品種の開発普及、肥料の製造、開発、普及に従事した。これらの経験から穀物と野菜種苗の技術・業界動向、肥料の原料事情や製造技術、作物の施肥コスト、有機肥料と無機肥料の特徴とコストについてご説明できます。
またトマト、イチゴ等の生産農場の管理や自社水稲品種の普及業務に従事し、これらの作物の収量性・収益性の現状解析と改善策の検討を行った経験などから、水稲や野菜生産のコストと収益性、肥料と農薬の費用と効果について解析可能であり、また、合わせて農業全体の現状と課題、例えば経営規模と収益性、担い手確保、関連してこれらに関する国や自治体の施策について説明できます。
関連して種苗・農薬・肥料等の農業資材および青果物やコメの流通構造、すなわち農協と卸・小売店、市場の役割、特徴について説明できます。


職歴

職歴:開示前

謝礼金額の目安

¥35,000 / 1時間

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