抗体医薬の研究開発について話せます

■背景
バイオベンチャーでは主任研究員として、抗体医薬の開発に向けた基盤技術の品質・効率向上、機能やサービスの拡張、そしてシーズ探索をリードしました。抗体の設計・開発、抗原・ターゲットの解析、細胞・分子生物学的なアッセイの実施などが主な業務で、抗体医薬の研究開発に貢献しました。
2021年からは、製薬会社で製薬研究開発職として従事し、抗体の設計・開発、抗原・ターゲットの解析、細胞・分子生物学的なアッセイなどの業務に携わっています。また、新薬候補の合成・評価、副作用や安全性の評価、臨床試験の支援なども担当し、幅広い分野での抗体医薬の研究開発に取り組んでいます。研究開発の過程で、独自のスクリーニングシステムを開発し、抗がん作用を持つ抗体医薬の候補を複数選出し、非臨床開発まで進めました。また、製品化に適したヒト抗体の予測やスクリーニングの高速化の技術基盤を構築し、探索プロジェクトのリードを務め、前臨床開発と臨床開発に貢献しました。研究者としての経歴を通じて、論文発表や特許申請を行い、抗体医薬の研究開発に多大な貢献をしています。

■話せること
主に抗体の設計・開発、抗原・ターゲットの解析、および細胞・分子生物学的なアッセイを担当しており、抗体創生に関しては以下の活動を行っています：
エピトープデザインと抗体の選択: In silico解析を使用してエピトープのデザインを行い、多数の抗体候補から最適なものを選択します。
抗体の作製と評価: 選択された抗体候補の製造、純度評価、および機能評価を実施します。抗体の特性に関する知見を活かして抗体探索プラットフォームの提案と改良を行います。
抗原・ターゲットの解析: 抗原の同定、ターゲットの解析、および相互作用解析を実施します。
標的検証: 薬理試験のデザインを含む非臨床研究までを担当し、研究プロジェクトの進捗管理と課題解決を行います。

研究チームのマネジメントと指導: チームのマネジメント、メンバーの指導・育成を行い、各プロジェクトの成功に貢献します。
業務プロセスの改善: 業務プロセスの改善提案、改善計画の策定、実行を行い、抗体設計のためのツールやデータベースの構築、アッセイの高速化・自動化などに取り組み、業務の効率化・品質向上に貢献します。

研究テーマとしては、感染症、癌領域、疼痛領域、代謝性疾患、感覚器領域を担当し、製品化に適した抗体の開発を高効率化するために抗体探索プラットフォームの構築に取り組んでいます。特にインフォマティクスと生産プロセス・分析研究を組み合わせたプロジェクトをリードしています。また、AIによる新規抗体探索手法の構築にも取り組んでいます。

主な実績としては、非臨床まで推進した研究の成功、特許登録申請を含む複数の新規プログラムの起案、そして抗体探索とその評価に関するターゲット探索が挙げられます。この方は、豊富な経験に基づいた知見を持ち、研究開発プロジェクトにおいて積極的な発言や提案を行い、研究チームの成果向上に貢献しています。