銀行マンが知っておくべき原価管理のポイントについて話せます
¥50,000~
■背景
・銀行業から製造業に飛び込んだ経歴の中で、銀行出身者として財務分析には自信をもっていたが、製造業における原価管理ができないことに気が付き座学に加えて、実際の現場での習得を始めた。
・勤務した中小製造業では、受注時の見積を材料費に利益を乗せるだけの作業で済ませており、原価管理の概念はもとより、海外拠点も含めた原価管理体制は欠如していた。
・このためグループ全体の原価管理態勢を抜本的に見直すため、直接原価計算をベースとして、海外工場~香港統括会社~国内本社に製品が移転する中において、各拠点の変動費、固定費を適切に管理し、真の原価を知るためのプロセスを構築。
・工場の現場では、徹底した在庫管理を指導、本社はもとより現地スタッフへの教育も含めて管理会計全般知識の底上げを図り、体制の定着化を図った。
・これにより新規製品の見積において、営業部に正確な自社製品の原価情報を示すことができ、顧客への適切な価格提示が可能になり、値下げを想定した営業スタイルを改革。
・製品毎の収益性把握により、採算に課題のある製品についての値上げ交渉を実施。
・多くの中小製造業は海外への進出を図る中で、連結決算は行わず(連結義務がない)、ましてクロスボーダーの原価管理の体制はできていない。このため銀行に対するグループ全体の売値と原価の体制を正しく説明できず、また銀行も問題の所在を把握できない。
・さらに中小企業としては納入先に対する値上げ価格の適正さを示すことができずに値上げ交渉を諦めるケースもある。
・ここではこうした事態を改善するため、まず銀行の融資担当者に正しい製造業の原価管理手法を認識してもらうことを目的とする。
■話せること
・銀行員にとって把握しずらい製造原価~売上原価の考え方
・直接原価計算の基本 (全部原価計算との比較)
・製品価格の決め方
・値上げ交渉における応用
・銀行の製造業企業支援への活用