起業、界面化学、スポーツビジネス・サイエンス、センサについて話せます

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■背景
大学、企業、そして技術をもとに起業したベンチャーにおいて、私が取り組んできた研究は,生化学,高分子化学,半導体工学,電気化学,生体医工学,光電磁気学,予防医学,そしてスポーツサイエンスと,医工横断的分野に広くまたがる。そして得られた研究成果を,特許の取得や論文として発表し,ベンチャー企業を創出した。その中でも近年では,太陽電池,およびバイオセンサの研究に,界面化学を支点として取り組み,生体分子,シグナル伝達界面,そして検出デバイス,その各々を生物,化学,そして物理の観点から考え,組み合わせる融合領域において研究を行ってきた。
大学では,東京大学野球部の投手として,大舞台における本番の緊張について,いわゆる“アドレナリン”のコントロールや,メンタルコントロールに苦心してきた経験がある。その後,大学院では,微生物の生化学を一から学びながら,糖代謝を中心に生物現象について,遺伝子,酵素レベルで研究をしてきた。
博士取得後,化学企業では,太陽電池部材の開発を行いながら,新規光学部材の開発をすすめてきた。
その後,東京大学において,半導体バイオセンサに関する研究に取り組み,非酵素グルコースセンサの研究開発に取り組み,その成果をもって東京大学発ベンチャーを起業した。
ベンチャーでは,非酵素グルコースセンサの開発に取り組みながら,自律神経マーカーを検出するセンサの研究も行い,その後,徳島大学において,光を用いた医学と光学の融合研究で,SARS-CoV-2や癌,精神疾患の早期発見センサに関する研究を行ってきた。
一方で,アスリート支援ベンチャーを立ち上げ,研究との融合により,アドレナリンモニタリングを行いながら,ここ一番で力を発揮できるパフォーマンス改善プログラムの構築を行ってきた。
東洋大学では,多数のアスリートのグルコースデータから,「血糖値でメンタルを読む」技術の構築を行ってきた。

■話せること
【バイオセンサ関連】
界面化学…自己組織化単分子膜(SAM),ハイドロゲル,高分子化学重合,ポリマーサイエンス,界面接着,ナノ成膜技術などを中心に,金属/金属酸化物界面に,捉えたいターゲット分子の形状や化学的特性に合わせて,材料を選択し,ナノレベルで膜を制御する方法について
デバイス…電界効果トランジスタ(FET)を中心とした電気化学的手法,表面プラズモン共鳴(SPR)や光コムを中心とした光学的手法,水晶振動子マイクロバランス法(QCM-D)など,バイオセンサにおいて,基板界面で捉えたターゲット分子のシグナルを効率よくデバイスに伝達するデバイスの選択肢,特性について
生物学的なターゲット分子について…イオン,核酸,タンパク質,細胞について,表面の化学的特性や形状,物性

【スポーツサイエンス関連】
・モーションキャプチャ,ラプソード,ハイスピードカメラなど,動作解析に関わる機器,データの読み方,データから読み取れる事象について
・グルコースデータをもとにしたメンタル,アドレナリンなど,試合本番直前,中,後,そして睡眠のバイタルデータと,パフォーマンスとの関係について

【スポーツビジネス関連】
・アスリートのセカンドキャリアについて…アスリートが引退後に,次の舞台で輝けるよう,教育およびサポートを行ってきた。
・スポーツイベントの開催方法について…WorldTryoutというプロ野球選手を戦力外になった選手などを集めて,神宮球場で3000人規模のスポーツイベントを行った経験を有する。

【ベンチャーのスタートアップについて】
・研究段階にある技術を,ベンチャー企業としてスタートアップさせた複数回の経験を有する。
・ベンチャーのピッチイベント,補助金の獲得など,資金調達に関わる手法について

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