製造業における消泡剤についてお話できます
家庭品、紙・パルプ、塗料・インクなど多岐に渡る国内および海外の製造会社様向けに消泡剤の開発に従事して来ました。消泡剤に関しては体系的な知識や具体的な解決策を持っていると思います。
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 1983年から2013年まで30年
どちらでご経験されましたか?: 東レ・ダウコーニングを含むDow Corning グループ
その時どのような立場や役割でしたか?: 開発テーマを持ちながら管理業務をこなすPlaying Manager
一番誇りに思う成果はなんでしたか?: 家庭品関係のお客様が長年抱えていらした消泡剤の課題を解決し、開発品のご採用時には研究所長様が重要会議を抜け出しわざわざご挨拶にお見えになり、感謝のお言葉を頂戴しました。会社員である以上、お客様に感謝して頂く結果として会社に利益をもたらすことです。
一番の課題はなんでしたか?また、その課題をどう乗り越えましたか?: 消泡性能と配合安定性の両立。界面化学的な常套手段では改良は出来ても解決が出来ず、発想の転換と新規中間体の合成により解決出来ました。
関連する論文やブログ等があればURLを教えてください: https://www.dowcorning.co.jp/ja_JP/content/japan/japancompany/pulpwashing-antifoam-trend.pdf
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=2622
http://www.gijutu.co.jp/weblibraryadv/webb_1426.htm
どんな人にアドバイスを提供したいですか?: 消泡剤はニッチな分野なため、適切かつ現実的な解決策のソースが意外に少ないように思います。泡の問題を抱えている方々全般に評価方法を含めて長年の経験をもとに色々なアドバイスをさせて頂けるものと考えます。
この分野は今後どうなると思いますか?: 世の常ですが、性能を上げ、コストを下げることへの要求から事業としては年々厳しくなっていると思います。消泡剤が無いと操業が成り立たない必須材料とされる分野、業種が多々ありますのでニーズがなくなることは無いと考えますが、個別の製品開発に対応してくれるメーカーも減少して行くのではないかと思います。
謝礼金額の根拠はなんですか?: 開発職30年間の蓄積がありますので、世の中に公開されていない知識、情報の共有も可能かも知れません。また案件によっては開発的なお仕事への展開も期待しています。