製造業におけるヒューマンエラー対策はPFMEA推進からについて話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
製造業における、社内不良、納入先不良、社外クレーム等の品質課題に対し、様々な対応方策がある。(下記)
①設計品質への生技含めた関連部署のコンカレントエンジニアリング(フロントローディング活動)
②品質は工程で作りこむものと言われているように、条件管理、出来映え管理の精度アップによる工程品質の確保
③確率的には必ず発生するといわれるヒューマンエラー対策についてはPFMEA(※)等の徹底によるFP設定、マニュアル化推進等
を行うべきである。
その中でもPFMEA(※)は製造業としてはマスト要件となることから、今回、この内容についてトピック情報として発信したい。
(※)PFMEA(工程FMEA);Process Failure Mode and Effects Analysis :工程故障モード影響解析

■話せること
下記のような内容について、具体的に説明する予定です。
PFMEA (Process Failure Mode and Effects Analysis :工程故障モード影響解析)(工程FMEA)の基本は その字のごとく計画された工程での不具合をあらゆる角度から予測し、その影響・発生・検出度合いに応じて、事前に手を打つという分析手法であるが、すでに出来上がったラインに対しては、大きな投資はできないため、できる限りハード、ソフト両面から手を尽くし、不具合を未然に防止していく活動である。

【新製品対応】
製品設計段階でのPFMEA(工程FMEA)は、製品図へのフィードバックが可能となり、より安価な対応で処置可能である。
例えば、異品・欠品・誤組付け等のヒューマンエラー対応、条件設定の容易性等あらかじめ予測される不具合を製品設計段階で織り込むことが重要と考える。

【流動品対応】
既に、製品設計・工程が出来上がっている流動品に対しても、実際に起きている工程内不良、検査不良、社外クレーム対応としてPFMEAを導入することは効果的な手段となりうる。工程をはじめから見直し、過去トラを分析し、自社にあった視点から分析を駆使し、FP(Fool Proof;ポカヨケ)等を施すことで対応が可能となる。

PFMEA(工程FMEA)は工程設計者なら頭の中である程度実施しているものです。しかし、多面的に 又抜けなく実施していくためには、チームとして実施すべき内容です。(チームとは 設計、生技、品保、生産、検査等、クロスファンクショナルなチーム(横断チーム;Cross Functional Team))

https://www.pec-kumata.com/post/pfmea

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氏名:開示前

自動車部品業界の最大手である(株)デンソーで生産技術職を長年(40年以上)経験してきており、Q(品質)C(コスト)D(対応納期)を最善の形にするための管理手法、専門技術、経験知をベースに置き、独立後の生産技術コンサルタント(6年目)としても、様々な製造技術、ニッチ技術に接する機会も多く(名古屋産業振興公社にも所属し、名古屋市内製造業各社に対する企業技術・販路マッチィングコーディネーター(技術)を経験)、蓄積した知見も多数ある。各企業へのQCD改善支援はもとより、特に企業の将来像の在り方に対する技術的側面の支援に関心があり、販路開拓や、DX化推進、SDGs推進などに貢献できると思います。


職歴

職歴:開示前


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