可燃性ガスなどの安全な利用方法について話せます
■背景
半導体製造に35年間携わり中でも可燃性ガス、有機溶剤などを用いて成膜を行うCVD装置を担当しておりました。半導体工場での事故の大半はこのようなガス、有機溶剤の取り扱いに伴って発生しています。35年間の中でも事故は発生しておりその都度先頭に立って事後処理、対策を行ってきました。
起業後はこの経験を活かし安全対策の支援を行っています。
■話せること
CVD装置の場合ガスの供給から消費、除害までを一貫した考え方に沿って構築していくことが重要です。
ガス供給装置、CVD装置、真空ポンプ、除害装置などそれぞれに異なるメーカの機器を連動させなければ安全には運用できません。加えて適切なメンテナンスも必要です。
事故はこのようなつなぎの部分で発生しています。ですからシステム的に対処するべき事案に対しては人に頼らない対策を講じなければなりません。
一方運用に関して安全基準を策定するなどソフト面の対策も必要です。
半導体の製造には多種多様な機器があり操作方法も異なっており緊急時の操作も一様ではありません。これをシステム側で単一な操作で安全に処置できるようにすることが求められます。
このような安全システムを構築し工場全体の安全性を高めて来ました。
■その他
以上の経験に基づき社外講演や講習会を行っています。
プロフィール 詳細を見る
職歴
浅香エンジニアリング
- 代表 2020/6 - 現在
株式会社エム・ケイ・ソリューションズ
- 代表取締役 2014/7 - 2019/10
日立電子エンジニアリング株式会社(現日立ハイテクファインシステムズ)
- センター長 2008/4 - 2014/3
- 部長 2000/4 - 2008/3
- 主任技師 1990/4 - 2000/3
- 技師 1985/4 - 1990/3
- 部員 1978/4 - 1985/3
このエキスパートのトピック
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半導体製造から装置、関連機器などユーザの立場からニーズについて話せます
問い合わせ■背景 35年間半導体製造の生産技術一筋、起業後はこの経験を活かし半導体間レ企業の開発から量産までの支援を行っています。 ■話せること 装置ユーザの立場から半導体製造装置、ポンプ、除害装置、ガス供給機器などの補機類まで、求められていることを詳しくお話しできます。 また、メンテナンスや辞任の教育についてもその重要性をお話しできます
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精密加工における研究開発の経験について話せます
¥30,000~保有の基礎技術を応用した商品開発及び開発品の性能評価を行い改善点、他社に無い特徴を明確にし差別化を図る。評価に関しては定量評価を行えるシステムを構築するところから始めた。 保有する基礎技術が他社に比べ相対的な位置を認識できていないケースが多いのでまずこれを明確に示すことからあ始める。次にこれを活かせる商品の例を示し試作評価を行う。評価するシステムが無い場合が多いのでこの評価方法も合わせて開発する。 自社商品の特性を理解できていない場合も多くあり後任者でも判るように報告書の形で残す必要性も理解してもらう。 開発はもの、技術を作り出せば終わりではなくこれを報告書に残すことで完了となることを理解してもらった。 これにより技術の伝承が行えるようになった。 ■その他 地域: 埼玉県 役割: 開発責任者 規模: 5名
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半導体工場での生産性向上に関わる生産技術全般について話せます
¥30,000~2005年10月13日工業技術会株式会社主催「半導体用材料ガスにおける供給・制御と安全対策の実際」において講演を行った。 2006年8月月間マテリアルステージに「半導体製造工場の防災対策と危機管理」を執筆。 資格:特定高圧ガス取扱い主任者 ■その他 いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 1978年~2013年半導体工場に在勤。当初はDRAM の生産が主であり2000年以降はロジック品へシフトした。 どちらでご経験されましたか?: 株式会社日立電子エンジニアリングに入社後、親会社である株式会社日立製作所半導体事業部武蔵工場生産技術部にて半導体工場での業務を開始、現ルネサスエレクトロニクス那珂工場まで 日立製作所の半導体工場を経験している。 その時どのような立場や役割でしたか?: 工場の立上計画を策定し実行。生産装置の選定、仕様決定から立上、試作までを行うチームを指揮して行く。特に、危険なガスを用いるCVD工程を取りまとめ、ガス使用における安全基準を策定した。 一番誇りに思う成果はなんでしたか?: 日立製作所半導体工場における安全監視システムを構築し安全基準を策定した。またその遵守状況の審査を任されていた。 一番の課題はなんでしたか?また、その課題をどう乗り越えましたか?: 各工場の創立時期が異なり、装置の持っている機能に差が大きく標準化が困難であった。標準のインターフェイスユニットを作成しこれを持たせることで解決した。 どんな人にアドバイスを提供したいですか?: 生産現場の生産性、安全性を向上させたいと、新規に工場を立ち上げたいと考えている方々は勿論のこと、大手装置メーカの下請け的な立場から提案型へ転換を図りたい方々へ装置ユーザの立場からアドバイスして行きたい。