創業6年で上場企業にM&A|M&Aの実務と意思決定のリアルについて話せます
¥30,000~
■背景
自身が創業した求人メディア企業を、プライム上場企業である株式会社じげんにM&Aで譲渡しました。対象事業は、物流業界に特化した求人プラットフォームで、創業から5年弱で全国展開・黒字化・メディア成長の再現性を確立し、一定のスケールを持っていました。売却時の年商は5億円、メンバーは30名規模でした。
譲渡にあたって重視したのは、「どこに売るか」以上に「誰に引き継ぐか」「チームにどんな未来を託せるか」でした。一社とのみ交渉するのではなく、複数社からの提案を受けながら、価格条件・事業シナジー・文化の相性などを総合的に判断しました。特に、売却側の経営者がどのフェーズでどんな情報を開示し、どこで意思決定するか、そのタイミング感には慎重さとスピードの両方が求められます。
また、売却前から「M&Aを前提に事業を設計する」わけではなく、「いつかそうなるかもしれない未来のために、選択肢を持てる状態をつくる」意識で経営してきました。ゆえに、事業の成長戦略、組織の自走力、財務の健全性などは日頃から整えておくことが不可欠でした。中小企業のM&Aは、取引額よりも“意志”と“準備”が結果を左右します。
■話せること
・0→1→10を経て、M&Aに至るまでの経営判断の変化
・M&A打診を受けたときに最初に考えるべきこと
・仲介を入れるかどうか、どこまで任せるべきかの判断基準
・複数の買い手候補との交渉時に気をつけたこと(情報管理、条件比較)
・売却を見据えて整えた財務指標やストーリーテリングの方法
・譲渡後に経営陣として残る選択をした理由と、その後の役割の変化
・社内外のステークホルダーへの説明と心のケア
上場企業に対する売却だったため、社内手続き・開示基準・買収側の期待にも向き合いながら、スムーズなクロージングを目指しました。特に、初めてM&Aを検討する経営者にとっては、「誰に何を聞けばよいか分からない」「周囲に相談できない」「仲介者に丸投げしていいのか不安」という悩みを多く抱えがちです。
M&Aは“出口”ではなく“新たなスタート”であり、慎重かつ戦略的な準備が不可欠です。もし今すぐの売却ではなくても、「いずれそうなるかもしれない」と感じている段階でも構いません。情報整理や方針の壁打ち、売却準備の進め方など、お気軽にご相談ください。リアルな当事者目線でお話しできます。