自然公園の管理、保全について話せます
¥50,000~
■背景
国立公園などの自然公園における経済活動と環境保全の両立について研究を行っています。日本の豊かな自然環境を守ると考えた場合に、経済活動と環境保全は対立軸として語られることが多い実情があります。しかし、地元住民や企業、行政、観光客や保全団体など、様々なステークホルダーが協力するためには、むしろ活発な経済活動こそが保全のために必要であるというのが最新の知見です。これは、経済性が伴うことで多くのステークホルダーが自発的かつ継続的に保全へ貢献可能となるためです。
欧米の自然公園では、道路や施設を大規模に整備することで多くの観光客を受け入れても環境への影響が最小限になるような取り組みがなされています。国内でも年間120万人の観光客を受け入れる上高地など少数の事例では積極的な管理による経済活動と環境保全の両立が図られています。
インバウンドが都市観光から自然観光へシフトしていく傾向にあり、国内の自然公園では、富士山に代表されるように、衛生環境の悪化などオーバーツーリズムの悪影響が顕在化し始めています。この状況から、日本においても環境省が国立公園の積極的な管理を方針として打ち出しています。
■話せること
・自然公園管理について
日本では国立公園をはじめとする自然公園に対しては、「ありのままの自然の保存」を重視する方針が長く取られてきました。一方、海外からの観光客が都市観光から自然観光へシフトする傾向があり、国内の多くの自然公園ではオーバーツーリズムが問題となり始めています。アメリカ等国外の国立公園では積極的な施設管理による経済活動と保全の両立が行われており、日本としても環境省主導で積極管理に舵を切り始めています。
国立公園等における環境保全と経済活動の両立手法について研究を行っており、具体的な事例を元に自然公園へ多くの観光客を受け入れるメリット・デメリット、必要な取り組みや施設等についてお話しすることが可能です。