インドネシアでの企業経営について話せます
2004年から2017年までIndonesiaで現地法人の責任者として勤務しました。インドネシア特有の宗教、文化の中で従業員の採用、教育に力を入れてまいりました。特にGlobal Shinsei Indonesiaは中小企業の現地での工場立ち上げ期にあたり、採用、人材育成のほか、本社の企業文化、特に「ものづくり」ノウハウの現地への移転に尽力しました。ISOの文書化をはじめは本社版をそのままインドネシア語に置き換えましたが、それだけではローカルスタッフに根付かせることはできません。ローカルスタッフに理解のできる言葉、作業手順に置き換えることの重要性に気づかされました。また資金調達についても現地の様々な規制のもとで時には中銀にでかけ、日本流の資金調達手法の正しさを中銀に説得することで、実質的な規制緩和に繋がる変更を行うこともできました。日本に取締役経営企画部長として戻ってから2021年6月末まで、中小企業に特有の資本の集約、従業員持ち株会の発足などを手掛けるとともに、コロナ下での資金調達に努力し、社内では調達の魔術師と呼ばれていました。