CEマーキングのために必要なことについて話せます

エキスパート

氏名:開示前


CEマーキング適合を宣言するために、何をどうすればよいかという質問をよく受けます。

適合宣言をしようとする対象製品によって、これは千差万別です。
もちろん個別の製品について、コンサルティング、試験を提供することについては、個別にできる/できないのマッチングが必要です。特別な試験を必要とされる場合、対応できないこともあり得るからです。

一般論として、何をどうすればよいかについて、お話することができます。これには2つの観点があります。
観点1)対象とする製品について何をどうすればよいか。
観点2)適合宣言を実現するために、どのようなスキル、人材、組織を育成/維持しなければならないか。
どちらか、あるいは両方の観点でお話できます。

いずれの観点におきましても、下記についての理解が基本になります。
【『CEマーキングは、遠い外国の規制のために、やらなければならない余計な仕事』、という考えを脱却し、『市場に適切で安全な製品を提供するために、メーカーとして何をどうすればよいかの”枠組み”』が提供されており、EU外のメーカーであってもこれを無償で利用できる、その理解に立って取り組めば、結局のところ、納入先にマッチする言語に対応する表記とCEマークの貼付け、A4サイズ1枚程度の宣言書の作成、これくらいしか”余計な仕事”はありません。】
これが一体どういうことなのか、につきましても、もちろんお話することがきます。

一方で、上述は、ある意味では理想論であり、そのようなリソース、時間を割く余裕も無く、人材も不足している現実があります。いち早く市場に出すことが重要な局面もあり得るでしょう。もちろん適合しているかどうか不確実な製品を市場に出すことは選択肢に入りません。

このような状況では、上述の観点1に集中することが必要になります。これはある意味で過渡的な処置であり、なんだか理解していないけど、いろいろ書かれている通りに、いろいろ指摘された通りにやって、とりあえず製品は適合しているといえる状態になった、というだけです。

このような実話があります。
数十万、数百万円支払って得たテストレポートについて、何が記述されているかもわからず、なんだかわからず、見よう見まねで宣言書を作成して、製品にCEマークを表示する、これば危険です。また、『以前にCEマーキングをやった記録はあるのですが、その人は退社して、いまは誰もわかりません。』これは勿体ない話です。

過渡的な処置を恒常化してはいけません。上述の基本的な理解を共有し、観点2を導入する必要があります。

CEマーキング適合を宣言すること、すなわち、適切で安全な製品であること。これは欧州市場に限られた話ではありません。

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氏名:開示前

CEマーキング、技術文書作成、リスクアセスメント、製品安全評価試験、EMC試験
iNARTE PS Engineer, iNARTE EMC Engineer
EMC試験、低電圧指令、RoHS指令、RE指令、機械指令など、メーカー自己宣言のサポートを約10年間、200件以上


職歴

Assist CE Inc.

  • President 2017/1 - 現在
  • 代表取締役 2017/1 - 現在

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