インドにおける鉄鋼、メディア、冷凍食品、不動産についてお話できます
住友商事(株)の駐在員として、Bombay(Mumbai)1回, New Delhi 2回 駐在。1988年12月〜1993年09月 Bombay 鉄鋼ビジネス
2006年08月〜2009年11月 New Delhi 鉄鋼ビジネス
2012年04月〜2015年11月 New Delhi 新規ビジネス開発
3回、通算11年7ヶ月会社の組織上の特性として現場には最終決裁権限はなく、必ず東京主管部の了解の下に進める必要があった。また、いくら案件の将来性が良くても、東京主管部の戦略上プライオリティーが高くなければ(タイやベトナム、インドネシアの案件に比して劣後していると判断された場合は)、会社として動けない優良案件は多々あった。
何が問題なのか、条件として何が足りないのか、どうすれば東京主管部が食指を動かすか等の知見と実際に実現させたプロジェクトの経験を積むことが出来た。1.厳格にコンプライアンスを遵守しながら、インド初の油井管サプライチェーンマネジメントのサービス事業を実現させたこと。(2007年)
2.現地企業と組み、ニューデリー郊外で高所得者層をターゲットとしたマンションの開発と販売を実現出来たこと(2015年。日本企業として初)
上記1: 当該油田はインドの原油自給率を5ポイント向上させインドにとって有意義なるも、油価の低迷で当面停滞するだろう。
上記2: インドの不動産ビジネスは、富裕層と中間層の拡大に伴い、日本の高い設計施工技術に裏打ちされた質の高い物件が高く評価されてきており、今後大きく伸びる。
また、こういった将来性のあるビジネスをインド企業とJ/Vを組んで実現させてゆくことが(単独ではなくて)ますます価値を持つようになってくる。1. インド企業とのJ/Vを前提としたBusiness Structuringのサポート。
2. 大都市、中規模都市における製品販売のシナリオ、
効率的なマーケティング実施のアドバイス。
3. インド人の、気質、宗教/文化/歴史を背景としたものの考え方、交渉の仕方の特性を日本人に理解してもらい、一方て、インド人に日本人のものの考え方を理解してもらい、根気よくお互いが理解し合えるように導くこと。