中小企業の拠点間通信網やテレワークの仕組み構築についてお手伝いできます

≪具体的な経験≫
　前任システム管理者も構成がわかっていなかった10ほどの拠点を結ぶ拠点間通信網(VPN)を地震等で物理的に回線が切断された際でも通信が止まらないバックアップ措置を施すネットワーク構成について設計からやり直してリプレースしました。
　
≪主な実績・成果≫
・ネットワークの構成が明らかとなり、故障等があっても原因箇所を突き止めやすくなった。
・IPアドレス体系も見直したため、問題となっていた割り当て可能なIPアドレスの枯渇問題を解消した。
・各部署に散在していたファイルサーバを集約し、部門の管理負荷を軽減した。
・社外からPCが接続できる仕組み(ソフトウェアVPN)を導入し、どこででも仕事ができる環境を整備した。
・組織とインターネットを出入りする通信を把握し、危険な通信を止めることができるようになった。
・就業中に業務とは無関係な通信を把握できるようになり、従業者の生産性の低下に歯止めをかけた。
　また、業務とは無関係なWeb閲覧によって発生するセクハラを未然に防止した。
　
≪主な課題点と解決≫
・前任者はネットワークの知識がなく非協力的であり、かつ図面や台帳といえる引継ぎもなかった。
　⇒請求書から回線状況を把握、解析ソフト等を用いて状況を把握し図面や台帳を整備した。
・拠点が全国に存在していたため、新旧を切り替える際の現地対応できる技術者が足りなかった。
　⇒素人でもわかる手順書を作成するとともにリプレースのリハーサルを実施し切り替えに備えた。
　⇒社内外関係なく、関係者に寄り添いプロジェクト成功に向けたチームづくりを徹底した。
・実施の役員裁可後に、一部役員の抵抗に遭い、裁可条件の工期順守が危ぶまれた。
　⇒抵抗していた役員に粘り強く実施の利点・欠点を説明し、本人に利点があることを認識してもらった。
　
≪該当プロジェクトによる社外関係者との関わりで得た経緯と知見等≫
・費用をかけられなかったため、プロジェクト実施を一つの会社に委託できなかった経緯があった。
・そのため、社外関係者が多数となったため当事者と深く対話する必要に迫られた。
・しかしながら、深い対話により業界や内部事情等をよく理解でき、以後の維持活動に寄与した。
　
≪お役にたてそうな業務≫
・社内ネットワークのリプレースや新設に関する相談、支援
・リモートワークの仕組みづくりに関する相談、支援
・適切な情報セキュリティの度合いに関する助言
・情報セキュリティルールや体制の確立に関する相談、支援
・ICT基盤の維持運営に関する相談、支援

■その他
役割: 社内SE責任者/情報セキュリティ実務責任者
規模: 従業者数200名、コンピュータ(サーバ含む)数400台超、拠点数10、クラウド契約10