昆虫活用の事業及び診断薬原材料について、その可能性や課題、紹介企業等のお話しができます。

エキスパート

氏名:開示前


■ 具体的な経験の内容
1.カイコとバキュロウイルス技術を用いたタンパク質生産受託事業の立ち上げ
2.上記技術を用いたワクチン及び診断薬の開発、細菌検査薬原料の製造販売等事業の立上げ
3.ミツバチを用いたハウス受粉交配支援事業の拡大、及びハウス内への新規な農薬散布方法の開発
4.釣り餌昆虫(ブドウ虫)の生産販売事業の拡大と新商品開発・販売
5.天敵昆虫の開発と商品化、その他
6.国内の14カ所の大学にて、非常勤講師として講義を行う

■ 実績や成果
1.上記経験1.は、研究者と共に技術を完成し、国内の各種研究機関・製薬企業等からの受託事業を立上げた。
2.上記経験2.のインフルエンザワクチン開発は1991年から大手製薬企業、大手ワクチン企業の3社で開発し、有効な成果が出たが、ワクチンは1996年に任意接種に変更され、市場規模が1/20に急落で開発中止、その後、同技術を用いて馬用の診断薬を開発し、JRAに発売。その他、細菌検査薬原料を開発・発売
3.上記1.2.の技術・経験を基礎に、バイオ研究員40名と共に大手診断薬会社に移籍し、技術移転を行う
4.大手診断薬会社では、カイコにこだわらず、大腸菌、動物細胞等も活用し、抗体・受容体等の新機能診断薬原材料開発を行い、数種の診断薬を開発・発売。カイコ活用の製品では、2種類の診断薬を開発・発売した。また、SDGsを意識して、カイコによる原料生産のLCA分析を行う。
5.上記経験3.の事業は、巣箱を従来の木製からダンボール製に改良し、全国のイチゴ、メロン農家等に製造・販売し、業績を大幅に拡大。更に、大手農薬メーカーの保有する、人に無毒な殺菌剤を、ハウス内に置かれた交配用ミツバチに散布させる新規な農薬散布方法を開発したが、均一散布の問題で断念
6.上記経験4.は、従来のブドウ虫とは色の異なる新規ブドウ虫を独自開発し、従来の販売代理店から、釣り餌関連日本一の販売企業に変え、業績を急拡大させた。
7.上記経験5.は、アブラムシの天敵である、ヤマトクサカゲロウの大量飼育と商品化を完成させたが、市場規模が想定以上に伸びず、断念。
8.その他、カイコ体液によるグラム陽性菌検査薬の開発を大手診断薬企業と行い、同社発売後に体液原料の提供体制を構築。また、ミツバチの特殊ハチミツ(キャベツ等)を大手百貨店経由で販売するなど、昆虫に関わる各種事業化を開発・推進した。
9.「カイコとバキュロによるタンパク質生産技術の診断薬への応用」の内容で、東大(本郷)、東大(新領域)、名古屋大、大阪大、北海道大、九州大、金沢大、東京農工大、岩手大、宇都宮大、信州大、京都工繊大、鳥取大、山口大にて、非常勤講師の立場で講義を5年間行い、晩年、部下で、それぞれの大学出身者OBに、同講義の引き継ぎを行った。

■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
それぞれの課題によって、内容は異なるが、広く関係者のネットワークを構築し、相談・意見交換をしながら行ったので、広い分野(特に昆虫関連や診断薬関連)における技術者や事業担当者を紹介できます。

■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
昆虫関連や診断薬関連は、業界が狭いので、主要プレイヤーの紹介やトレンドについてアドバイスできます。

■ 関連する論文やブログ等があればURL
(Googleで「宇佐美昭宏」の名前で検索可能)
1.診断薬企業から見たカイコ活用の価値とは (特集 昆虫工場の現場から)」   https://ci.nii.ac.jp/naid/40022338087/
2.カイコ/バキュロウイルス系によるタンパク質生産と産業利用
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I025629367-00
3.細胞培養を回避した臨床検査薬の開発・生産における環境影響評価
http://www.comm.tcu.ac.jp/itsubo-lab/research/results/files/graduation/poster2017-10.pdf
4.交配用ミツバチ
https://www.katakura.co.jp/business/life/bee/index.html

■ お役にたてそうと思うご相談分野
1.カイコや昆虫を用いた事業を検討されている方に、その課題や昆虫ビジネスの特徴を紹介できます。また、現在それらの開発に携わっている公的研究機関・大学、及びLCA分析の先生や企業を紹介できます。
2.一から新規事業を立ち上げる際の、課題や問題点等について、色々な苦労談や失敗談についてお話しできます。
3.診断薬の現状、製品動向・トレンドなど、一般的な診断薬業界についてのお話しができます。

■その他
地域: 埼玉県の研究所/松本市の研究所/神戸の研究所
役割: 事業の立上げから開発全般担当者として、現場経験から開発企画、マネジメントまで
規模: 埼玉と松本の両研究所担当(企業約1600名の内部下約60名)、神戸と埼玉の両技術部隊担当(企業約9000名の内部下約60名)

プロフィール 詳細を見る


氏名:開示前

診断薬のタンパク質原材料生産技術の課題やその改良技術、診断薬業界全般についてアドバイスができます。
特に、血液凝固診断薬の開発、及び抗体の改変、タンパク質の安定化による診断薬の機能向上開発を10年程度行っておりました。
更に、カイコ・バキュロウイルスによるタンパク質発現系やトランスジェニックカイコ技術について、カイコ飼育の段階からアドバイスできます。
また、バイオ関係の新規事業の立上げについて長年携わってきましたので、その問題点や課題などもお話しできます。
現在は定年退職をしましたので、いつでも対応可能です。


職歴

シスメックス株式会社

  • シニアアドバイザー 2016/10 - 2017/3
  • 担当部長 2015/4 - 2016/9
  • 部長 2010/4 - 2015/3

片倉工業株式会社

  • 所長 2003/10 - 2010/3
  • 課長 2000/4 - 2003/9
  • 課長 1995/4 - 2000/3
  • 研究室長 1991/7 - 1995/3

謝礼金額の目安

¥30,000 / 1時間

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