LPWA(特にLoRaWAN) のソリューションを企画、実現してきた経緯と、現状の課題、市場感などをお話できます
■ 具体的な経験の内容
台湾のLoRaWANパイオニア企業との業務提携を行い、LoRaWAN関連の製品・サービスを自社にて立ち上げ。過去4年ほどに渡って農業IoTなどの分野で活用するための技術検証・開発・サービス化を進めてきました。
■ 実績や成果
農業IoT分野では、LoRaWAN の技術的課題として、通信到達範囲を可視化するためのエリアサーベイやClaass A での下り通信制御を100%成功させるためのシーケンスフローの開発など。
LPWAそのもののIoTシステムにおける知名度、普及率を向上させるために各種講演や寄稿なども行っています。
最近では LoRa チップ開発ベンダーの semtech とも関係を強化しています。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
LPWAは「安くて、良く飛ぶ」という単語が一人歩きしがちであるため、誤解を招くことが多く、結果として顧客から不満の声が上がることがあります。このため、ビジネス展開においては各種ユースケースにおける使いどころ、逆に言うと「使えないところ」をはっきりとメッセージとして打ち出すようにし、また、デバイスやセンサーまで含めたトータルソリューションとして提案することで一貫した形で見えるようにしてきました。
技術面では、コスト上課題となるNetwork Serverを不要とする Built-in Server 方式を立案し、台湾ベンダーと協業で実現。プライベートネットワークであっても LoRaWAN で安価にシステムを構築できるようなアプローチを取ることに成功しました。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
直接的な経験としてはLoRaWANが多いですが、その他のLPWA技術に関してもほぼ全て、何らかの形で検討をしているため、それらの違いやトレンド、市場動向やキーマンなども必要に応じてお話することができます。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
詳細はお問い合わせください。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
LPWAって聞いたことはあるけど、自社のサービスやプロダクトで使えるのだろうか?といった軽いご相談から、今実際にPoC等で試していて発生している課題に対してのアドバイスなど、幅広くご対応することができると思います。
■その他
地域: 東京本社 / 案件としては全国各地で実施
役割: プロジェクト責任者
規模: プロジェクトメンバは10名弱。クライアントは最大手としては某インフラ会社。
プロフィール 詳細を見る
職歴
職歴:開示前
このエキスパートのトピック
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社内コミュニケーションツールをボトムアップで全社に展開した経緯、ノウハウをお話できます
問い合わせ■ 具体的な経験の内容 全社横断で情報共有を可能とする編集しやすい Wiki システム Confluence を、ボトムアップ方式で全社に導入しました。情報システム部門ではなく、開発部門のイチエンジニアの立場から全社導入し、社内のコミュニケーションのあり方を変革しました。 ■ 実績や成果 これまで部署毎にサイロ化されていた情報を、オープンに共有できるようにしつつ、「オフィス周辺のランチ情報」「日々のつぶやき」なども気軽に書き込める形にすることで、社内の活性化も実現しました。 ■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか 既存のシステムにしがみつく人達を変えていくために、情報システム部門では実現できない「緩い合意形成」と「オープンなシステム運用」がキモでした。全員参加型でシステムをボトムアップで改善、導入していくこと、が重要なポイントでした。 ■ 関連する論文やブログ等があればURL https://www.ricksoft.jp/case-studies/iij.html ■ お役にたてそうと思うご相談分野
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スマート農業を立ち上げてきた過程や現在の状況、市場動向などをお話できます
問い合わせ【具体的な経験の内容】 2017年から国プロを受託する形でスマート農業事業に参入しました。水田のセンシング及び水管理システムをLPWA通信技術を使って実現するというものでした。その案件は既に終了し本年から事業化。 その間、スマート農業に関する技術的課題、現場のニーズ、今後のスマート農業が進むべき方向性などを多種多様な方々と情報交換を進めてきており、農業(特に水田)とICTにを絡めた観点での知見については国内随一に近いレベルでノウハウを持っていると自負しています。 【実績や成果】 水田の水管理システムを国プロの研究事業をベースにして製品化・サービス化を実現。国プロによくある「期間終了後は撤退」ではなく、その後にきちんと継続事業を立ち上げ、該当自治体とも関係を継続。 昨年度から始まったスマート農業加速化実証プロジェクトにも複数案件に参画しています。 LPWAや通信、インフラの観点をベースとして水田以外の農業分野にも活用できるようなソリューションを構築しています。最近では地域防災などへの活用も検討しているところです。 【そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか】 屋外でのIoTデバイス開発は、機器の安定稼働と品質の担保には大変な苦労を伴いました。Raspberry Pi などを使えば簡単にできる、と思われる方は多いですし、実際にそのようなケースもあるのですが、自社製品として長期的に安定供給していくことを考えると、量産化の過程では様々な考慮が必要です。かつ、農業者からは常に低コストを求められ、月額でサービス費用を負担する、という考え方もまだそれほど浸透していません。 課題はここに書き切れない程無数にありますが、ただ、とにかく現場作業が楽しく、またこれだけ効果を実感できる事業はそうそうないこと、日本の農業を救うという大きなやりがいが、モチベーションの大きな支えとなります。 【業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無】 それほど大きな業界ではないことから、日本のスマート農業に関与する主要プレイヤーで、直接コネクションがある方も多くいます。農水省の関係部局や各種自治体とも直接お話する機会が多く、ニーズ・シーズ両面での知見をお話できると思います。 【関連する論文やブログ等のURL】 詳細についてはお問い合わせください。 【お役にたてそうと思うご相談分野】 スマート農業に参入を検討しようと考えられる方に、実際のところどうなのか、という現場の感覚をお話することが可能です。 私自身はデバイス開発と通信サービスの開発がコアの技術経験となりますので、スマート農業の現場のニーズや企画等は既にあるが、実現するための技術面に不安がある、という方にも適切なアドバイスができると思います。