スマート農業を立ち上げてきた過程や現在の状況、市場動向などをお話できます

エキスパート

氏名:開示前


【具体的な経験の内容】
2017年から国プロを受託する形でスマート農業事業に参入しました。水田のセンシング及び水管理システムをLPWA通信技術を使って実現するというものでした。その案件は既に終了し本年から事業化。
その間、スマート農業に関する技術的課題、現場のニーズ、今後のスマート農業が進むべき方向性などを多種多様な方々と情報交換を進めてきており、農業(特に水田)とICTにを絡めた観点での知見については国内随一に近いレベルでノウハウを持っていると自負しています。

【実績や成果】
水田の水管理システムを国プロの研究事業をベースにして製品化・サービス化を実現。国プロによくある「期間終了後は撤退」ではなく、その後にきちんと継続事業を立ち上げ、該当自治体とも関係を継続。
昨年度から始まったスマート農業加速化実証プロジェクトにも複数案件に参画しています。
LPWAや通信、インフラの観点をベースとして水田以外の農業分野にも活用できるようなソリューションを構築しています。最近では地域防災などへの活用も検討しているところです。

【そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか】
屋外でのIoTデバイス開発は、機器の安定稼働と品質の担保には大変な苦労を伴いました。Raspberry Pi などを使えば簡単にできる、と思われる方は多いですし、実際にそのようなケースもあるのですが、自社製品として長期的に安定供給していくことを考えると、量産化の過程では様々な考慮が必要です。かつ、農業者からは常に低コストを求められ、月額でサービス費用を負担する、という考え方もまだそれほど浸透していません。
課題はここに書き切れない程無数にありますが、ただ、とにかく現場作業が楽しく、またこれだけ効果を実感できる事業はそうそうないこと、日本の農業を救うという大きなやりがいが、モチベーションの大きな支えとなります。

【業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無】
それほど大きな業界ではないことから、日本のスマート農業に関与する主要プレイヤーで、直接コネクションがある方も多くいます。農水省の関係部局や各種自治体とも直接お話する機会が多く、ニーズ・シーズ両面での知見をお話できると思います。

【関連する論文やブログ等のURL】
詳細についてはお問い合わせください。

【お役にたてそうと思うご相談分野】
スマート農業に参入を検討しようと考えられる方に、実際のところどうなのか、という現場の感覚をお話することが可能です。
私自身はデバイス開発と通信サービスの開発がコアの技術経験となりますので、スマート農業の現場のニーズや企画等は既にあるが、実現するための技術面に不安がある、という方にも適切なアドバイスができると思います。

■その他
地域: 東京本社での開発 / 実証実験としては静岡、岐阜、宮城、北海道など
役割: プロジェクト責任者
規模: チームメンバーとしては10名弱。国プロの研究開発費用としては事業規模数億円の案件としてスタート。現在も拡大中。

プロフィール 詳細を見る


氏名:開示前

東証一部上場の大手通信事業者に2002年で新卒で入社し、以後一貫して自社のプロダクト・サービス開発を手がけています。自社製品としてエンタープライズ向けのVPNルータの組込開発や、それらを管理するネットワークマネジメントサービスの開発。2007年からはマネジメントポジションとして以後、チームビルディングからプロダクトマネジメントに従事。2016年からはこれまでのノウハウを活かしたIoT事業として、エネルギーマネジメント(HEMS)サービスの立ち上げ。2017年には現在の再注力テーマである農業IoTへの取組に着手。関連テーマでの講演や雑誌への寄稿なども多数。ゼロからのIoT事業立ち上げに関するほぼ全てのプロセスでの経験・実績を持っています。


職歴

職歴:開示前


このエキスパートのトピック

謝礼金額の目安

問い合わせ

取引の流れ


似ているトピック