東南アジアの新工場建設、立ち上げ支援、工場管理について特に合成樹脂工業について

関西ペイント（株）に入社（1970年）し主に塗料用合成樹脂に関する仕事をしてきました。最初は工場でプロセスエンジニアとして、各種合成樹脂ワニスの安定品質確保、生産性の向上、安全確保に従事しました。次いで合成樹脂ワニスの研究所に移りケミストとして各種ワニスの設計・開発を行いました。その後生産技術部に移り、工場展開を早めるためのスケールアップ手順の確立、因子の研究、生産性の高い新規反応装置の開発、プロセス設計、高圧洗浄装置の導入、海外新工場建設（中国、インド、タイ）等に従事しました。以上のように合成樹脂ワニスに関しては現場（工場）、設計（研究所）、装置（生産技術）すべてを経験し技術の習得をしています。2005年より約3年はタイ国にある関西ペイント子会社の社長として連続操業の導入、工場の拡張、新反応装置の増設を実施しました。次いで2009年4月から2014年11月まで、マレーシアにある汎用塗料会社（関西ペイントの現地法人）に赴任し副会長、社長として会社経営を行いました。この間マレーシア新塗料工場の建設、ベトナム、ミャンマー新工場立ち上げの支援を行いました。関西ペイントには技術者として入社しましたが、約9年の海外勤務を通し、会社経営、新工場の立ち上げ、異民族との接し方、交流、異文化の理解そしてコミュニケーション能力を身に付けることができたと考えます。