M&Aの45%は失敗すると言われます。その原因の一部を、企業統合(PMI)の観点から実体験と研究結果からお話しできます
M&Aの目的は、基本的にそのシナジー効果を期待し、「1+1>2」というロジックの元進められると思います。しかし、その実態は、「1+1<2」もしくは「1+1<1」という事も珍しくありません。私は、ヨーロッパでPMIを推進しつつ、M&Aの明暗をたくさん見てきましたので、その経験をシェアできます。また、それをベースにイギリスの大学院(経営学博士課程)において、「企業買収とインテグレーション」に関する研究にも情熱を注いできました。その論文を学会や学術雑誌にて発表していますので、それもご紹介できます。
■その他
地域: 実体験は、私が勤務していたDHLグループでのヨーロッパ18ヵ国が対象で、大学院での経営学の研究は、B2Bサービス産業の世界市場が対象でした。
役割: ヨーロッパにて、企業買収後の法人営業部門の統合(PMI)をリード役として担当しました。また、統合完了後、各国の法人営業部隊の営業戦略をリードしました。 大学院の研究では、博士課程のリサーチャーとして活動していました。
規模: ヨーロッパ18ヵ国、統合企業数40社、法人営業部門の売上約2,200億円
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職歴
ペガシャパン株式会社
- マネージングディレクター 2022/10 - 現在
グローバル・ビズ・アソシエイツ (GBA)
- 2019/10 - 現在
Service Management Group合同会社
- 社長/マネージングディレクター 2020/9 - 2022/9
TMF Group 株式会社
- 代表取締役 2014/4 - 2019/6
DHL グループ
- 日本法人社長 及び アジア太平洋市場開発本部長 2010/5 - 2013/11
- 欧州営業戦略部長 2005/1 - 2010/4
- インテグレーション・マネジャー 2002/9 - 2004/12
英国クランフィールド大学
- 博士課程・研究員 2006/10 - 2013/6
NEC グループ
- 事業戦略課長 1994/10 - 2000/3
- 主任 1993/10 - 1994/9
- 販売推進主任 1989/4 - 1993/9
- 営業(チームリーダー) 1985/4 - 1989/3
このエキスパートのトピック
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ヨーロピアンとの仕事の仕方、国別にお話しできます
¥30,000~DHLグループのヨーロッパ本社で、企業買収後のPMI及び各国法人営業部隊の営業戦略を指揮。ピーク時には、週に平均3か国を出張して回る日々。TMF Groupでは、その本社(オランダ・イギリス)のマネジメント・チームと日々業務を遂行。 これらの経験を通して学んだ異文化コミュニケーションの極意を、ホフステッド等の良く知られた理論をベースに、国別にお話ししたいと思います。
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リージョナルHQの機能について、外資と日系を対比してお話しできます
¥30,000~最近では日系企業でアジア太平洋地域本社を置くケースが増えてきていますが、その機能に関してはあまり確立していない様です。リージョナルHQに関する文献も多くはありませんし、外資系企業のリージョナルHQでの就業経験がある日本人も多くはいないと思います。 そこで、私が約20年間に渡って経験してきたリージョナルHQの機能に関して、その経験を、主に外資と日系企業の違いにフォーカスしてお話ししたいと思います。