事業戦略の見直し、実行をサポート
経営コンサルタントとして、大企業、中堅企業百数十社の事業戦略の策定、遂行や評価に関わってきました。その視点は、整合性、適合性、実行可能性、受容可能性の4つの条件をいかにしてみたすことができるか、ないし、いかほどみたしているかです。
①整合性:経営理念とマッチしているか。
②適合性:戦略の前提条件は妥当か(特に、顧客想定とライバル想定とアライアンス想定)。
③実行可能性:調達可能性も含めて、人的、資金的に実行可能か。
④受容可能性:コスト、リスク、時間が許容範囲に収まり、法的、社会的に容認されるか。
・・・・・
また、事業戦略とその構成要素を次の通り定義しています。
事業戦略:事業目的の達成、特に会社の存続・発展のため、人的、組織的、金銭的、技術的、その他戦力を総合的に強化し、かつ効果的に戦力を運用する方策。
戦略=戦力の強化策+戦力の運用策 重要性:戦力の強化策≧戦力の運用策
戦力の強化策:人的資源・資金力・技術力・組織力の強化、強者連合の追求など。
戦力の運用策:人員配置、部門再編、事業開発、商品開発、販売促進、顧客開拓など
よいアイデア × よい戦略 × 強力な組織力 × 強者連合 → 強い組織
■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 30歳代はじめにリゾートホテル再生の責任者になって以来35年。
どちらでご経験されましたか?: 責任ある立場で関わったのは、30歳代前半にニセコワイスパークホテル(以後、オーナーが数度変わり、名称もニセコワイスホテルhttp://www.niseko-weiss.com/)。30歳代後半に、(株)ドウシシャ(当時年商200億円から500億円に急伸、現、東証一部上場消費財商社www.doshisha.co.jp)
。50歳代はじめに医療情報システムのベンチャー企業の立ち上げから売却まで2年半。それ以外は経営コンサルタントとして関与。
その時どのような立場や役割でしたか?: (株)ニセコワイスパークホテルでは再生責任者として大口支出以外の全ての決裁権限をもつ。(株)ドウシシャでは、取締役経営企画部長、その後、取締役管理本部長。医療情報システムのベンチャー企業では、実質的に全ての経営責任を持つ代表取締役専務として戦略の策定、遂行をし、イグジットに成功。
関連する論文やブログ等があればURLを教えてください: ブログ:サステナブル・リサーチbyランチェスター思考 http://blogs.yahoo.co.jp/hfukuda24
謝礼金額の根拠はなんですか?: ビザスクの実績別の目安料金にしたがいました。
プロフィール 詳細を見る
職歴
ランチェスター戦略学会
- 副会長 2008/8 - 現在
福田経営
- 代表 1991/2 - 現在
経営コンサルタントとして独立
- 代表 1991/2 - 現在
福田経営
- 1981/2 - 現在
関西大学大学院 商学研究科
- 非常勤講師 2013/10 - 2015/3
放送大学大学院 政策経営プログラム
- 客員教授 2005/4 - 2009/3
立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科
- 教授 2004/4 - 2009/3
海上自衛隊幹部学校 幹部高級課程
- 講師 1995/4 - 2003/12
アーバンライフ㈱(大証2部 マンションメーカー)
- 監査役 2000/3 - 2003/3
横浜国立大学、法政大学、慶應義塾大学、武蔵大学、放送大学、立教大学
- 非常勤講師 1992/4 - 2003/3
㈱トッパングループ総研(凸版印刷のシンクタンク)
- 顧問 1999/4 - 2000/3
㈱ドウシシャ(消費財商社、現東証1部)
- 取締役経営企画部長、取締役管理本部長などを歴任 1985/12 - 1991/1
このエキスパートのトピック
-
非常時におけるリーダーの行動原則について話せます
問い合わせアメリカ陸軍の指揮官マニュアルの次のようなアドバイスをベースに、非常時にリーダーがとるべき行動を示す。 ① 敵の企図、能力、反応時間を考慮せよ。 ② 不完全な情報しかなくても、素早く決定せよ。 ③ 完全な解決にこだわって、決定を遅らせるな。 ④ できるだけ早く、受容可能なリスク(acceptablerisk)を覚悟し、納得のいく行動をとれ。 ⑤ できるだけ低いレベルまで、意思決定の権限をゆだねよ。 なお、アメリカ陸軍は、意思決定を、直観的意思決定と分析的意思決定に分類している。 前者は、断片的な情報や観察をもとに状況を推定し、直感的にひとつの案を考え、決定することである。 後者は、できるだけ多くの情報を集め、じっくりと分析し、いくつかの案を考え、それらを比較検討し、最善(optimum)と評価した案を選択することである。 そして、状況が不透明で、刻々と変化する時に、分析的意思決定にこだわれば、タイミングを失して大きな損失を被る危険が大きくなることを指摘し、直感的意思決定の励行を要求している。 ただし、直感的意思決定は、断片的な情報で決定するため、その情報が誤っていれば、大きな失敗をする危険 がある。 そこで、「報告が重要な事項を欠くことや誤っている場合もある。指揮官はできるだけ多くの情報源にあたってこの問題に対応して決定せよ。」と要求している。 なお、直観的意思決定は、断片的な情報や観察事実にもとづいて決定することであり、根拠なき思いつきによる決定とは、似て非なるものである。 特に、希望的観測にもとづく決定は、タブーとされる。 ただし、 深刻な危機におちいり、他に方法やチャンスがない場合は、「指揮官は、根拠(reason)よりも、希望(hope)をもとにして軍事的バクチを決定せよ。」と希望的観測が容認され、かつ、奨励される。 死中に活を求めるのである。
-
モラルハザードの原因と対策についてお話しできます
問い合わせ代理人(エージェント)が依頼人をごまかし、自分の利益を追求することを「エージェンシー問題」と呼びます。 アメリカの経済学者が指摘した問題ですが、上司を依頼人、部下を代理人とみなし、「部下は担当している仕事について、上司よりはるかに豊富な知識と情報を持っているため、上司を簡単にごまかせる」というのです。 そのエージェンシー問題と、その最悪の形であるモラルハザードの原因と対策を、事実に即して解説、協議します。
-
最新の作戦理論であるバトルリズムについてお話できます
問い合わせバトルリズムは、アメリカ軍が開発し、2003年のイラク進攻戦で実用化した作戦パターンです。4日単位で作戦を変え、4日間は決定したとおりの作戦行動をとるのですが、「戦闘にリズムを与え、モーメント(勢い)を加速する」(アメリカ陸軍指揮官マニュアル)のに成功し、自衛隊を含む先進諸国の軍隊に一気に普及しました。それは、企業経営にも使え、大きな効果が期待できる作戦パターンです。