原子力発電所建設プロジェクトの立ち上げ

  • エネルギー(電力)
  • 事業開発

経験内容

莫大な投資が行われる原子力プラント事業において、事業コストの適正さと透明さを保つ役割を担っています。担当プロジェクトはUK政府から出資を受ける関係で、適切な出資運用を対外的に示す必要がありました。 一方で、当社のスケジュールとコストを別チームが管理していたことから、整合を適切に示す仕組みができていませんでした。その構築のため、前職で経験したプロジェクト管理手法であるEarned value Management(EVM)を用いて、プロジェクトを作業項目レベルまで分割し、スケジュール管理単位とコスト管理単位の整合が取れるよう取りまとめリーダーとして、ゼロから再構築を行いました。 社内からは前例のないEVM適用に反発もありましたが、社内説明会を開き、本手法導入のメリットを伝えることで協力を獲得。これにより、事業コスト見積もりの妥当性向上を実現。

地域

イギリス

規模

40名

期間
2017年 〜 2019年頃

氏名・職歴の開示について

氏名:(開示前)

職歴:(開示前)


自己紹介

■経歴要約
 前職の日揮株式会社では、エンジニアとしてLNG, ガス、石油精製プラントのEPC(設計・調達から施工管理までの)業務一連の流れを経験し、シンガポール支社駐在では現地PJの立ち上げから参画し海外現地エンジニアのマネジメント業務も経験しました。その中でPJの全体を収益面・技術面から俯瞰する立場であるプロジェクトマネジメント業務に強い興味を抱いていたところ、前職でもお世話になっていて日立に転職したプロジェクトメンバーからお誘いいただき、現職の株式会社日立製作所に転職しました。現職では、エンジニアとしてのバックグラウンドをベースに、プロジェクトマネージャーとして欧米企業と一般法令規制当局との交渉、契約対応等業務と設計各課との技術課題解決を担当。具体的には、欧州向け発電所建設プロジェクトのプロジェクト管理手法の構築や投入リソース分析・管理、客先技術仕様に対するクラリフィケーション・変更要求の交渉などを行いました。また、日立にとって大型海外EPCプロジェクトは初めてだったため、社内・社外の業務手順の確立とそれに伴う文書作成も前職の経験を用いて行いました。

■日揮株式会社(2014年4月~2017年9月) 
(エンジニアリング本部 計装制御部のエンジニアとして勤務)

中国のプラント建設現場にて施工管理業務 (2014年4月〜2015年2月)
● 建設スケジュールの立案、進捗管理
● 海外顧客の対応
現場施工検査の客先承認フローを見直すことで、作業効率を25%改善させました。
その他業務として、建設工事現場にて労働安全衛生の一環として独自に行っているIIF(無事故・無傷害)活動の推進を担当。しかし、ジョイントベンチャーのパートナーである米企業は本国の建設現場でも事故や傷害に対して具体的な対策は取ってこなかったことから、IIF活動も軽視しており乗り気ではありませんでした。そこで、彼らの協力を得るため、まず説明会を開いて安全意識の向上を訴え、自ら率先して周りを巻き込み、徐々にIIF活動の参加者を増やしました。結果、IIF活動にパートナーも積極的に参加するようになり、半年間の事故数が6件から1件と減少。

シンガポールの石油精製プラント既設改造・増設PJのEPC業務 (2015年4月〜2017年3月)
PJのプロジェクトマネジメントとして現制御エンジニアサポートや客先、海外ベンダー対応を担当。
● 客先との設計内容調整
● 現地チームの立ち上げ及びマネジメント:
シンガポール支社駐在時には、10−15名程度の現地エンジニアのリソースプランニング及びマネジメント業務も経験。
● プラント制御システムの立ち合いテストの立案と実行:
テストが必要な対象を精査することによって、検査工程を12%短縮。当初、検査工程短縮の提案に対して顧客は品質低下を懸念し反発を示していました。そこで期限通りに完了することで後工程がスムーズに運びプロジェクト全体として質が向上できることを説明。検査工程の遅れの兆候を察知した時点から、担当者へ粘り強く説明し続けた結果、提案した検査工程の完遂へ協力を得られました。
● プラント建設現場での施工管理:
電気計装関連の現場工事管理を担当。インド、ミャンマー、マレーシアなど文化的背景の異なる人々に適したコミュニケーションやアサイン、スケジュール設計を意識しながら現場作業会社を電気計装担当リーダーとして年次が浅いながらもまとめ、現場工事の工程管理・変更管理・客先対応を担当しました。

アフリカ向けガスプラントの計装設計業務(2017年3月〜2017年9月)
みなとみらい本社にてアフリカ向けガスプラントの計装設計を担当。
● 計装制御アシスタントエンジニアリーダーとして、計15億円の計装機器の設計及び発注を担当しました。
● 契約を逸脱した客先要求を3週間にもわたる交渉を通して客先のニーズをヒアリングし、最重要事項であった安全性と安定性を担保するためにベンダーをイタリアから呼び、直接客先へ説明いただくよう取り仕切ることで客先も納得し、800万USドルのコストアップ、納期3か月の遅れ発生を回避することに成功しました。

■株式会社 日立製作所(2017年10月~現在)
(欧州EPC本部 原子力海外技術部 ホライゾンプロジェクト技術・企画管理グループの電気・計装制御チームプロジェクトマネージャーとして勤務)

● 欧州向け発電所建設のEPCプロジェクト業務に関して、欧米企業と一般法令規制当局との打合せ、契約対応を含む調整業務と文書作成。協業先であるアメリカのエンジニアリング会社とのコミュニケーションから自社設計課のマネジメント等のタスクをこなしています。
● 設計各課のスケジュール及びコスト管理業務。日常業務では作業進捗の情報収集のため、或いは収支改善のため日々多くの関係者とコミュニケーションを取っています。莫大な投資が行われる電力プラント事業において、事業コストの適正さと透明さを保つ役割を担っています。担当プロジェクトはUK政府から出資を受ける関係で、適切な出資運用を対外的に示す必要がありました。 一方で、当社のスケジュールとコストを別チームが管理していたことから、整合を適切に示す仕組みができていませんでした。その構築のため、前職で経験したプロジェクト管理手法であるEarned value Management(EVM)を用いて、プロジェクトを作業項目レベルまで分割し、スケジュール管理単位とコスト管理単位の整合が取れるよう取りまとめリーダーとして、ゼロから再構築を行いました。 社内からは前例のないEVM適用に反発もありましたが、社内説明会を開き、本手法導入のメリットを伝えることで協力を獲得。これにより、事業コスト見積もりの妥当性向上を実現。

職歴

開示前(決済前には開示されます)