金属の接続部の原理、樹脂クラックの原因など不良解析・分析について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■ 具体的な経験の内容
1)ヒータ線と端子の接続部の破壊現象の解明と対策の実施及び中国の製造委託先での製造ラインの確立と指導を行いました。
2)樹脂の脆性破壊、金属の脆性破壊の原因の究明をおこない、委託先の工程改善に貢献しました。
■ 実績や成果
1)ドライヤーのヒータ線の接続部の破断原因を解明し、新たな設計基準の作成、工程管理項目の決定と管理値の決定を中国の委託先の合意を得て実施し、クレームの削減を図りました。(削減結果は調査中)
2)破壊面の解析、破壊力学の知識を応用した断面のSEM観察とEDS分析などで原因の特定を行い、原因となった工程を特定し、委託先の工程を改善に貢献した。
■ そのときの課題、その課題をどう乗り越えたか
33年間電線業界で培った技術を最大限に活用して原因究明を行た。断面観察が必要であったが社内になく、装置メーカに行き観察を行って原因を解明した。
ヒータ断線のメカニズムは、類似の文献を調べて、原因を推定した。
■ 業界構造(トレンド/主要プレイヤー/バリューチェーン等)の知見の有無
 ドライヤーなどの理美容家電や調理家電に関してはある程度保有しています。
■ 関連する論文やブログ等があればURL
特になし。
■ お役にたてそうと思うご相談分野
家電分野に加えて、品質に厳しい自動車部品、医療機器、通信部品などの接続技術でお役に立てると考えます。

■その他
地域: 長野県松本市
役割: 製造統括本部・副本部長
規模: 270名

プロフィール 詳細を見る


氏名:開示前

古河電気工業株式会社にて26年コーポレートの生産技術部門に所属し、生産技術開発センター長を5年勤め、全社の事業の量産プロセスと量産装置の開発を推進、生産性と品質の向上を牽引しました。生産技術開発センターでは、世の中にない生産プロセスや装置の開発を行いました。研究開発部門で開発された新製品や新製法を量産化するために、量産に適した方法の開発やスケールアップにより発生する新たな課題を研究・開発して解決、製造装置にそのノウハウを組みんで量産ラインに導入する業務を長年おkなってきました。
2010年から子会社の東証一部の東京特殊電線(株)に取締役兼執行役員として赴任し、10年間赤字が続いていた子会社を再建し、営業利益が10%を超える会社に成長させた経験があります。再建は社長をはじめ多くの方の貢献により達成されました。その中で私は製造現場の生産性の向上を担当し、原価低減、設備能力の向上(生産性2倍)を主に担当しました。
子会社に赴任して3年目で再建のめどが立ちましたので3年目から4年間、新規事業の開発を重点に行いました。ICパッケージや回路基板の検査用のプローブピンの事業と関連が深いICパッケージや回路基板の検査治具(プローブ検査)の事業、フレキシブルフラットケーブルを回路基板として使うLED照明機器事業、ヒータ線の事業からはヒータ商品の事業の展開を考えました。全く新規な事業としては、パワー用の両面基板の事業化に着手しました。市場の調査を自ら率先しておこなって、事業構想・戦略を練って既存メーカに勝てるシナリオを創造し、試作検討を行いターゲット顧客を訪問して戦略の妥当性、開発目標を確認しする一連の活動を行いました。全て子会社にとって未経験の分野の事業です。開発の方針として、製品の性能・品質と価格の両方で先行メーカに勝つことを考えました。そのために、製品の新規性の開発と独自の製造方法の開発を並行して行いました。
 定年となる前の最後の2年間は理美容家電メーカのテスコム電機株式会社に転職し、3件の慢性的な重大クレーム(ユーザに怪我やユーザの財産に影響を与えるクレーム)の抜本的な解決に取り組み、組織横断的な体制を構築し、関係部門が協力して活動することで創業以来50年関係決できなかったクレームの対策を短期間で解決しました。
専門分野は、流体工学、伝熱工学ですが。要素技術としては、コーティング技術、金属接合技術、樹脂金属接合技術(回路基板用途)、レーザ加工技術、1000℃を超える高温炉設計技術があります。分野としては、光ファイバ、化合物半導体、車載用のワイヤーハーネス、電線・ケーブル、樹脂成型品などです。
私の組織は、どのようにアプローチしたら良いかわからないテーマの依頼を受ける部門でした。抱えている問題をどのように解決したら良いか悩まれている方もお気軽に相談ください。できる範囲となりますが誠心誠意をもってご対応させていただきます。


職歴

プロセスD&Tラボ

  • 代表 2019/8 - 現在
  • 代表 2019/8 - 現在

テスコム電機株式会社

  • 副本部長 2017/7 - 2019/4

古河電気工業株式会社

  • 主査 2016/6 - 2017/6
  • プロセスユニットシニアマネージャー 2009/5 - 2010/5
  • センター長 1984/4 - 2009/5

東京特殊電線株式会社

  • 取締役兼執行役員 2010/5 - 2016/6

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謝礼金額の目安

¥36,000 / 1時間

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