システム開発/プロジェクト管理の健全性診断についてお話できます

エキスパート

氏名:開示前


ITプロフェッショナルとして、外資コンサルファーム13年、ベンチャー経営4年、WEBブランディング企業の創業経営者4年、その後フリーのコンサルタントとして9年、数多くのIT関連プロジェクトに関わってまいりました。この領域においては30年選手の現役コンサルタントです。

事業会社勤務の経験はありませんが、多くの業種・企業での「汗と涙のプロジェクト」に関わる中で、事業会社の変革において必ず伴う痛みを、現場レベルで共有してきました。

以下の様なお悩みに関しては、問題の仮説の導出や検証方法、想定される課題と診断、応急処置と恒久対応、などについて具体的なアドバイスが可能と自負しております。企業規模の大小は問いませんが、通常業務運用よりもタスクフォース型のプロジェクト業務に長けております。
(以下、例示)
【経営の観点から】
IT導入コストや納期が、計画時の想定をはるかに超えそうだが、その起因となる根本原因についてITベンダーや情シス部門から説明を受けても腑に落ちない。更なる超過の予兆をとらえる先行指標の設計とモニタリングの手法について、中立な第3者に相談したい。
【プロジェクトマネジャーの観点から】
業務部門とITプロジェクトの意思疎通が不充分だと思われるが、ベンダーから設計成果物は納品された。どのような指標をもって、「この設計仕様は現場のビジネスニーズを充分に反映しているか」を検証し、受入検収すべきか。また、次工程以降の進め方についてのベンダー提案は妥当かを判断し経営層に上申するロジックについて、中立な第3者に相談したい。
【プロジェクトメンバーの観点から】
既に製造工程に入っているシステムだが、仕様の変更や認識齟齬により、業務量は多大になっており、今後の納期・品質には自信が持てない。明確に「火が噴いた」チームには、より多くのリソースが投入されている中、せめて自分の所管チームは責任を持って収束させたい。しかし、冷静な判断ができる相談相手がいない。貢献度評価には無関係な、中立な第3者に相談したい。
(責任感と能力は相関するが、早期アラート能力は逆相関となりがち、かつ有能な一部のメンバーが課題を抱え込み、プロジェクトの潜在リスクを可視化できない、「プロジェクトあるある」)
【メンタルケアの観点から】
(特に日本での)経験上、「メンバーの精神的健康管理とモチベーション」について充分なケア・配慮を管理できているプロジェクト管理者は非常に少ない。にも関わらず、主要メンバーが、突然の変調を訴えて休職するケースはあまりに多い。超過勤務のみ管理していて「早く帰れ」という部門長はよく見るが、健全かつ妥当な生産性で、進捗と品質への貢献度を管理しているケースはあまり見ない。多忙なプロジェクト管理者として、この問題と解決に関して中立な第3者に精神的ケアプログラムを相談したい。

【総括】
上記の例示のようなプロジェクト問題の管理は、他社事例などの既存のフレームワークに当てはめて、プロセス・規定が作成されており、多種多様なプロジェクト用語と手法で管理する「決まり事」が存在する場合も多いと思われます。
但し、そのプロセスが漬物石のように面倒であり、結果として実効性がない等の形骸化や、あるいはその重さに淡々と耐えているうちに突如プロジェクトが制御不能になるといった、危険因子にさえ成りえます。
プロジェクトが健全であるかについて、独自の経験と指標により、外部の中立な第3者のチェックを行う事で、健康診断を実施いたします。

■その他
いつごろ、何年くらいご経験されましたか?: 約25年間にわたり、20件前後のITプロジェクト管理の現場監督(いわゆるPM)、および裏方(いわゆるPMO)を経験してきました。
1987年からプログラマーとして、最下流の工程からキャリアをスタートし、いわゆる「システム構築」のあらゆる経験と重圧と、時に崩壊を経験しております。
どちらでご経験されましたか?: 経歴の社名は別途お伝えします。
プロジェクトのクライアント名は守秘とさせて下さい。
その時どのような立場や役割でしたか?: 社長報告担当、決済権者、現場の実務担当、全ての立場の経験があります。
具体的に書くと20プロジェクトの説明となってしまいますので、依頼者様が参考とできるような事例を御紹介します。
一番誇りに思う成果はなんでしたか?: 共通して言えることは、以下の二つです。
・クライアントの方から重要なポジションをリピートでご指名いただける事
・配下のメンバーと、また別のプロジェクトで一緒に仕事をして、「成長したなあ」と思える事
一番の課題はなんでしたか?また、その課題をどう乗り越えましたか?: 失敗も挫折も数多くありますが、代表例を以下に挙げます。
①ワークライフバランス(家族との亀裂や心身の変調など、貢献への執着とのトレードオフ)
 【解決策】 自己管理というのは甘くなりがちであり、必ず信頼できる人に相談するようにしています
②過去に経験のあったプロジェクト進行管理上のミスを、自分の管理下で再度起こした事
 【解決策】 2度ある事は3度あると思い続けるしかありませんでした
関連する論文やブログ等があればURLを教えてください: 公開できるようなものは、特にありません。
どんな人にアドバイスを提供したいですか?: ・ITベンダーのプロジェクト責任者、プロジェクトマネージャ、といった立場の方々は、有識者が周りにいらっしゃると思われますので、対象から除外させていただきます。
・大規模改革など、複雑系のプロジェクトを抱える、事業者様(ユーザーサイド)のプロジェクトご担当者のご相談に対するアドバイスを主眼にしております。
この分野は今後どうなると思いますか?: 【総論】
ITプロジェクトマネジメントの領域は、現時点で慢性的な人材不足です(人手不足ではありません)。結果として、当面の間、有能な人材の確保は困難であり、また慢性的なコスト高でしょう。

【各論】
・ERP等のパッケージソフト機能によって代替・担保される程度の、業務・アプリ標準化や品質管理、といった「プロジェクト管理」は既に実証済みであり、今後も一定の成果を上げていくと予想されます。
・業界再編や事業統合に伴う、システム統合プロジェクトは企業文化とITの融合が難関であり、今後も人材不足や品質維持困難が予想されます。今後グローバル化(海外進出)する企業も同様です。
・IoT、オムニチャネル、といったインターネット接続の発展形に関しては、一部の実証済み成功事例を除いて、多くの企業が模索中であり、先行事例が多くないのが現実です。
・インドや中国でのオフショア開発は、日本国内で安心して任せられるプレイヤーが現れてきています。しかしその成熟度が高まるのと並行して、コストも上がっています。規模の経済が働く程度の大規模発注(とその管理)が前提となるため、事業会社から直接発注を実施する事は現段階ではおすすめできません。
・国内マーケットでは、10年~20年のプロジェクト管理経験を持つ人材はかなり増えてきました。しかし、需給バランスとしては依然として売り手市場です。
今後も、プロジェクトを設計・監理するという「業界」は、需要過多が続くと予想されます。
謝礼金額の根拠はなんですか?: ・経験豊富なプロジェクト管理者で、かつ設計・開発のハンズオン経験者(即ち、プログラミングも詳細設計も自分の手で行える)の業界相場は、概ね月額200~300万が事業会社様の負担する末端価格です(100%稼動の場合)。
・上記に加えて、特定の業界・業務・工程を熟知したコンサルタントという条件ですと、探すのが難しいか、競合コストが上乗せされます。
・私自身、貴社のアドバイザリ役としてご信頼頂き、スポットの時間当たりで謝礼を頂くというのが現段階でのチャレンジでもあるため、単純に時間単価を上記相場から割り出す事ができませんでした。
(ビザスク様、別途相談させて頂けませんでしょうか?)

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氏名:開示前

フリーランス ITコンサルタント
神戸大学工学部システム工学科卒 1987年にAccenture入社後、ITベンチャー企業の取締役、WEBブランディング企業の共同創業者などを歴任。


職歴

合同会社 スリーク・ラボ

  • 代表 1987/4 - 現在

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